結婚についていろいろ考えさせられた…「G線上のあなたと私」第5話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

結婚相手も仕事も失った也映子(波瑠)は、仕事を探すより、婚活に熱心になり始め…




今回は也映子の婚活をめぐって、結婚って何かをいろいろ考えさせてくれる回でした。




TBS   火曜22時
「G線上のあなたと私」第5話

主演…波瑠
脚本…安達奈緒子
演出…金子文紀




結婚したくても恋人と結婚できなかった人
結婚し、いろいろあっても結婚生活を続けている人
結婚したくて結婚相手を探している人





結婚についてさまざまな立場の人々のエピソードが、効果的にいろいろ入れ込まれて、「結婚」って何なんだろう?と考えさせられました。





まず、「結婚したくても恋人と結婚できなかった人」




也映子と、婚約破棄した村野(森岡龍)の再会。
ひどい目にあったのに、村野の今置かれている状況の愚痴を聞いてしまい、




やっぱり結婚まで考えた人は嫌いになれない…なんて言ってしまう也映子。




もう1組は真於(桜井ユキ)と理人(中川大志)の兄の侑人(鈴木伸之)




理人から真於のホントのことを今さらながらに聞かされ、そんな大事なことも自分に言ってくれなかった真於とは結婚できなかったと、今の結婚を懸命に肯定しようとする侑人の姿が印象的でした。





結婚は違うんだよ…というのは、同じ男として分かる気がしました。





…で、「結婚し、いろいろあったのに、結婚を続けている人」
これは幸恵(松下由樹)ですね。




夫(小木博明)に浮気されても何で別れなかったか也映子に聞かれ、幸恵が話したカーテンのエピソードに、




わが妻はいたく感銘を受けていました。
私めは浮気したわけではないですけどね。
いろいろ苦労はかけてますので…。





結婚を続ける…って、そういうことだよな…と私めも思いました。





双子を妊娠した也映子のいとこの晴恵(真魚)の話も印象的でした。
バカだけどポジティブに力付けてくれる夫、也映子もそんな結婚したい~!って言うのもよくわかりました。




そんな中、今回一番面白かったのは、也映子の婚活エピソード。




10回目のお見合いイベントでやっとマッチした相手(えなりかずき)ができた也映子。





バイオリンの練習でなく、幸恵のすすめでマッチした相手に会いに行くんですが、也映子が行ったあとの幸恵と理人の会話が最高でした。




婚活してマッチした相手なら、もう結婚は決まったようなものだと言う理人に「怖~い!」を連発する幸恵。




結婚したいって気持ちと、この人と結婚したいって気持ちは違うという幸恵の主張は深いものがあり、




也映子の相手も、理人みたいな考えじゃないと良いけどと願ったら、案の定相手は結婚する気満々で新居リストを作ってきて、也映子が引くという展開が絶妙でした。





今回見て思いましたが、このドラマの波瑠が良いな~と思うのは、波瑠には女性の色気というか、ベタベタした男性への媚びが無くて、





それがこの也映子という役には合っているんだ分かりました。
新垣結衣にも似たところがあります。





今回の評価は…