自分を見ていてくれてる人…「G線上のあなたと私」第6話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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このドラマにはドキっとさせられる言葉が度々出てきます。




今回は也映子(波瑠)の独白ナレーションにあったこの言葉。
「誕生日は嫌いだ。自分を見ていてくれる人を数えるみたいで嫌だ」





誕生日をそういう風に考えたことがなかったので、そんな考え方もあるか、と驚きました。




TBS  火曜22時
「G線上のあなたと私」第6話

主演…波瑠
脚本…安達奈緒子
演出…竹村謙太郎





自分を見ていてくれる人、也映子はバイオリン教室で、そんな二人に出会えたということを今回改めて自覚する回でした。





大人になると家族以外で自分のことを気にかけてくれる人って減っていきますよね。




優しくバイオリンを指導してくれて、恋人にふられた状況も、年齢も星座も同じと共感しかけた眞於先生(桜井ユキ)にも、




自分と違って誕生プレゼントをいろんな人に貰う眞於へ卑屈なことを言ったら、




「気にしてもらいたいなら待っているだけじゃなくて、誰かのスペシャルになる努力をしなきゃダメじゃないですか。自分からは何もアピールしないのに察してくれって、その方がわがままな気がしますけど…」




…って、ビシャリと言われてしまいます。
私とは全然違いますね…って眞於先生、怖~っ!




「同期のサクラ」のサクラのじいちゃんからのファックスの文言同様、このドラマで眞於が何を言うかも今クール、私めの楽しみの1つになってます。




優しかったり、冷たかったり、そのツンデレ具合いが魔性っぽくもあり、桜井ユキがうまく演じてます。




…で、自分に何もないからって俺と北河さん(松下由樹)に執着するのやめてもらっていいですか
と理人(中川大志)に言われてしまった也映子でしたが、





バイオリンの弦を自分への誕生日祝いに、理人と選んで帰る道で、理人に松ヤニをプレゼントされると泣き出してしまうのでした。





理人はちゃんと也映子の松ヤニが無くなりそうなのを気にしていてくれたのです。





単純な恋愛感情だけでなく、友情の延長線上の恋愛のように引かれ会う二人を微笑ましく見ています。




このドラマで、中川大志はグンと成長してますね。今回とか、兄(鈴木伸之)や眞於や也映子、それぞれとの向き合い方の違いをきちんと演じてました。受けの芝居に進化を感じます。




今回の評価は…