日本テレビ 土曜22時
「俺の話は長い」第8話
主演…生田斗真
脚本…金子茂樹
演出…鈴木勇馬
まずは「ゆで卵と福引き」
房枝(原田美枝子)をめぐる常連の牧本(西村まさ彦)とダンディーなセレブの檀野(長谷川初範)の恋のさや当て。
どちらに味方するかで、檀野にご馳走された綾子(小池栄子)、光司(安田顕)夫婦と、牧本の肩を持つ満(生田斗真)、春海(清原果耶)が2対2で割れます。
吹き矢の大会会場で延々と続く4人の言い争いは、秀逸な会話劇たるこのドラマらしさがありました。
…で、肝心の房枝自身は、実はどちらも好きではなく、いいようにあしらっていたという魔性の女っぷりが笑えました。
ちゃっかりと牧本が福引きで当てた美容エステ券をせしめているのがナイスでした。
続く「ミカンとコタツ」はなんといっても職が見つからずニート化しつつある光司と満の同じスウェット姿の「ニートブラザーズ」が最高でした。
二人でコタツを出して、コタツに入りながらの会話のバカバカしさ。
続く光司がミカンの皮を残す食べ方をとがめたところから、光司は以前「ミカンを自由に食わせろ」って曲を作ったという話になり、
前回ベースが戻ってきたので、その曲を披露することに…。
この曲がくだらない曲で笑えましたが、
興に乗った二人は「ニートブラザーズ」って曲を即興で作り、歌っていたら、そこに春海が…。
春海は以前、光司が作った「綾子の財布からお金を借りる歌」を覚えていて、それを歌い出す。
この曲の歌詞がまた最高にくだらなくて、真面目に春海が歌うので、より笑えて…
…で、それを房枝がスマホで撮って、綾子に見せたら、綾子が涙する…
笑いから、急転してしんみりした涙へ。
以前の仲の良さを取り戻した二人の姿に涙する綾子にグッときました。
笑えて泣けて、見事なホームドラマです。
今回の評価は…