遊びすぎだが諷刺がきいてる…「伝説のお母さん」第2話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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ゲームにからめた遊び心ある演出が、いささか過剰には感じますが、




ただのおふざけではなく、少子化や待機児童、育休といった現代社会が抱える切実な問題を、





非現実的なファンタジーの世界観の中で描くという試みは、痛烈な社会諷刺でもあり、ユニークな試みだと評価したいです。




NHK  土曜23時30分
「伝説のお母さん」第2話

主演…前田敦子
脚本…玉田真也
演出…村橋直樹




このドラマ「勇者ヨシヒコ~」シリーズと似ていますが、大きく違うのはそこですね。




魔王を倒しに行く一行は、それぞれ家庭の事情を抱えているのがミソで…



ヒロインのメイ(前田敦子)は待機児童に悩み、夫・モブ(玉置玲央)がダメ夫で育児をしないので職場(この場合、戦いの場)に赤ちゃんを連れて来なければならず…




リーダーのマサムネ(大東駿介)はイクメンで育児を分担していて、保育園にお迎えに行かないと妻に激怒されるし、




こともあろうに魔王が作った保育園にも子供を預けてしまう…




性格がキツく毒舌のベラ(MEGUMI)はバツイチ子持ちのワーキングマザー。




今回はメイが赤ちゃんを連れてきたために、戦いに負け、マサムネが一時死んでしまうという事態になりました。




「さっちゃ~ん」という前田敦子の鼻にかかった叫び声が、この事態のバカバカしさを、より高める効果がありました。
前田敦子はこういうブッ飛んだ役を、しれつと演じる強みがあります。
深田恭子と似たタイプですね。




大東駿介の軽妙さもこのドラマでは光っています。
あと小池栄子に匹敵するMEGUMIの間髪入れない鋭いツッコミっぷりも見ものです。




そして、よくこんなドラマにと驚く大地真央の魔王。
真顔で真面目にやっていて、それがやけにおかしいです。




今回の評価は…