民代さんが見たパリの朝日…「アライブ」第9話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回がこのドラマで最高に感動的な回でした。
前回からシンプルにがん治療のスタッフと患者の話になり、がぜん良くなったのですが、




今回は初回からずっと出ていた民代(高畑淳子)の最期までを丁寧に描き、高畑淳子の渾身の演技に感涙しました。




リタイアせず見続けてきて、ホント良かったです。




フジテレビ  木曜22時
「アライブ~がん専門医のカルテ~」第9話

主演…松下奈緒
脚本…倉光泰子
演出…水田成英




最期の時まで生きたいように行動すると決めた民代(高畑淳子)でしたが、



ヨーロッパ旅行はローマまで行ったら倒れてしまい、やむなく帰国。
目的地の思い出のパリまではたどり着けませんでした。




前回に引き続き、民代と同じがんサバイバーの莉子(小川紗良)の絆が描かれるのに加えて、




今回は、やっと妊娠できたのにがんが再発した静(山田真歩)もからんできて、




がん患者だからとふさぎこんだり、やりたいことを我慢したり、あきらめたりせず、前向きに笑顔で生きる…そんな彼女たちの逞しさが描かれました。




しかし、そのためにはわがままを聞き入れ、サポートしてくれる医療スタッフが必要で、




民代には、そんな心(松下奈緒)や薫(木村佳乃)らがいたのが、天の恵みとも言えました。




民代が静の編集するフリーペーパーの記事のインタビューで「キャンサーギフト」と呼んでいたのはまさにそれで、かんになったからこそ得られたかけがえのない人々に囲まれて民代さんはあの世へ旅だったのでしょう。





病室で、化粧をしおしゃれをして、VRでパリの朝日を民代が見せてもらうシーンには泣けました。




高畑淳子の緩急自在、含蓄のある演技を堪能する回でした。





ホント、このドラマって最初からこんな感じなら傑作になったのにと悔やまれます。





今回の評価は…