濱田には濱田なりの正義かあることが分かり、濱田にもいささか共感できるところがあり、今後が楽しみになってきました。
TBS 金曜22時
「病室で念仏を唱えないでください」第8脇
主演…伊藤英明
脚本…吉澤智子
演出…平野俊一
濱田には濱田なりの正義があることが良く分かりました。
子供の心臓病患者のためのセンターを作るといいう大義のためなら、同じ心臓外科内で不正があってもそれをもみ消す濱田。
濱田が松本に正義とは何かを問うシーンは考えさせられました。
正義をふりかざしても、目の前は患者の命を救うためなら、正義など意味があるのか?と突きつける。
松本も、濱田のある意味、正論に屈して濱田に頭を下げる…
ムロツヨシ演じる濱田のダーティーヒーローぶりが面白い回でした。
業者と癒着してペースメーカーを埋め込んでいた田沼(前田公輝)に一緒にするなと言い放つところは、まさかのちょっと痛快でした。
「医者は金でも、法でも正義でもない。命の奴隷だ」
って言葉、よい言葉でした。
それが濱田の信念なんですね。
憲次(泉谷しげる)を通して、濱田は松本が言った言葉に感銘を受け、松本は憲次によくしてくれたのは濱田とは知らず、誰だろうと詮索する。そこも面白かったです。
あと、松本が憲次に言った「両忘」という言葉、いい言葉でしたね。
仏教用語のようですが、生と死 も、善と悪も、二者択一から自由になる…
そんな簡単に割りきれるものではないという教えのようです。
たしかに白黒つかないことが世の中にはたくさんあります。
今回の評価は…