最後は野中が持っていった…「知らなくていいコト」最終回 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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ま~大体おさまるところにおさまり、波風を立てずに終わった最終回でした。




ただ最後の最後で、まさかの野中(重岡大毅)が芥川賞作家になるというサプライズが用意されてました。
最後は野中が持っていった感じ…(笑)




脚本家大石静が、野中をあまりにサイテー男に描いてきた罪ほろぼしですかね…(笑)




日本テレビ  水曜22時
「知らなくていいいコト」最終回

主演…吉高由里子
脚本…大石静
演出…狩山俊輔




何しろ野中の闇落ちっぷりがスゴかったですね、最終回も。
もはやアブナイ人になっていて、アクアショップで変な唄を歌ったり、




編集長(佐々木蔵之介)に退職願を出したらあっさり受理され、急に大声をあげ、リークしたのは自分ですとか、今さらのこと叫ぶし、




編集長から乃十亜(小林薫)は無実だったのにと言われ、自分がしたことの愚かしさを知ると半狂乱のようになって、大作家になって見返すとか叫びまくり連れ出されるし…





ま~強烈な演技でしたよ。
重岡大毅、やりきりましたね。
ラストのダサい闇落ちTシャツまで、とことん笑わせてくれました。




それはともかく、ケイト(吉高由里子)と尾高(柄本佑)は結局うまく行きませんでしたね。




ま~良かったんじゃないですか。
どちらにとっても。




ケイトが乃十亜の真実を書いた記事は社長からストップがかかり、世に出ませんでした。




知らなくていいコトで終わってしまう皮肉さ。
せめて記事を読んでもらおうと乃十亜に持って行きましたが、肯定も否定もしてくれませんでした。
小林薫の無言の演技に深い深い闇を感じました。




息子の罪をかぶったことを乃十亜はどう思っているのでしょう。
不倫をした罪の報いだったんでしょうか。




このドラマは、スクープを連発する週刊誌編集部の裏側をリアルに描く意味では上質なドラマでした。




ただ、ケイトと尾高の関係や乃十亜についてはそれほどでもなかったです。
クズキャラ野中という副産物の方が面白くなってしまいました。




今回の評価は…