新型コロナの影響はねのけ感動的な第10話「アライブ」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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前回の第9話はとても感動的な回でしたが、今回もそれに劣らず良い内容でした。



とかく、最終回の前の回は、最終回へのつなぎの回でそれほどでもない内容のことが多いんですが、このドラマは違いました。




フジテレビ  木曜22時
「アライブ~がん専門医のカルテ~」第10話

主演…松下奈緒
脚本…神田優
演出…石井祐介



このドラマは、ロケ地の病院が感染者の出た相模原の方だったので、撮影にさまざまな制約や変更を余儀なくされ、なかなか大変だったそうです。




そんな不測の事態の中でも、よくこれだけ良質の作品を作ってくれたなスタッフの努力に敬服します。




今回のメインのエピソードはすい臓がんで入院した兄(相島一之)と、その兄を何とか助けたい弟(丸山智己)の話。




両親の介護のため、会社もやめ、ようやく二人を看取ったら、がんになってしまった兄に、弟は任せきりにした償いもあって何とか救いたいのでした。




兄貴の人生は何だったんだと嘆く弟に、兄が言う言葉にグッと来ました。


「幸せかどうかなんてな、自分が決めるんだ」




重く、深い言葉でしたね。
幼い頃のようにこう言ってくれ、と言うんです。



「強ぇな、兄ちゃん」




泣けましたね。
実は私めの兄も、今病床にいまして、足が不自由になってしまいました。




兄の人生は何だったんだろうと思ってもしまいます。
自分には何ができるんだろうと悩みもします。




なので、心(松下奈緒)が弟に言う言葉も心に響きました。



「顔を見せてあげたり、そばにいてあげたり、それでいいと思います」




患者や患者の家族に寄り添うこのヒロインならてはの言葉でしたね。




今回はあと研修医の結城(清原翔)の進路の決断も描かれました。
結城は大病院の御曹司で本来はそこに戻るべきのようですが、今の病院に残り患者に寄り添う道を選びました。




このドラマで、清原翔自身も成長しました。
昨年から今年にかけて、この人の成長ぶりには目を見張るものがあります。




ナイーブな演技ができる良い役者になってきました。次の作品が楽しみです。




さて、最終回は再発した薫(木村佳乃)の話のようです。どんな結末になるんでしょうか。





今回の評価は…