3位
瑛太主演
「最高の離婚」
この年に坂元裕二は冬クールにこの作品、夏クールに「Woman」を書いています。
このドラマは17年に書く「カルテット」と同様に4人の男女による濃密な人間ドラマでした。
瑛太、綾野剛、尾野真千子、真木よう子
実力のある4人ががっつりと組んでの演技バトルが実にスリリングでした。
なかなかそういうドラマはありませんね。
瑛太の祖母役の八千草薫さんがまた良かったんですよね。孫の性格をよく理解していてその嫁の尾野真千子に助言してくれる心優しき祖母を懐深く演じてました。
2位
堺雅人主演
「半沢直樹」
このドラマ、ある種プロレス的なところがあって、偉そうにしているヒールが半沢直樹にやりこめられる痛快さがたまらない作品でした。
最後の最後に屈辱の‼️土下座をする香川照之をはじめ、敵役を演じる面々がいずれも憎々しくて良かったです。
敵役が良くないと盛り上がりませんからね。
さて、7年後の続編はどうなるんでしょうか?
期待半分、不安半分です。
そして、2013年の年間最優秀作品賞に輝いたのは…
内野聖陽主演
「とんび」
社会現象的にヒットした「半沢直樹」をしのいで、No.1に輝いたのは最も感動的な作品でした。
堤真一主演のNHK版も名作でしたが、このドラマも愛すべき豪放磊落な主人公を演じた内野聖陽の好演もさることながら
彼を取り巻く、心優しき仲間たちが素晴らしかったです。柄本明、野村宏伸、麻生祐未、高橋和也、音尾琢真。
扱いづらい主人公のヤスと彼らの交流が実に良かった。
更に、ヤスと息子の旭との親子愛がまた泣けましたね。
旭が上京する別れのシーンとか、ホント良かったです。
内野聖陽といえば、「JIN」の坂本龍馬、このヤス、そして「きのう何食べた?」のケンジですね。
こう並べると改めてこの人の芸域の広さに感心します。
あと、朝ドラなので選考対象外で入っていませんが、この年は「あまちゃん」が人気を博した年でもありました。書き添えときます。