スタートが遅れたおかげで「コウノドリ」「野ブタ。をプロデュース」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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新型コロナ感染拡大の影響で、連ドラのスタートが延期になるという異例の事態になっていますが、そのおかげでと言っては何ですが、過去の名作を特別編として放送していて、




連ドラファンとしては、ちょっと嬉しいことです。




TBS金曜22時枠は、綾野剛、星野源主演で「MIU404」がスタートするはずでしたが、二人が出演している「コウノドリ」が傑作選として放送されました。




一昨日放送されたのは2015年放送「コウノドリ」season1の第5話。
season1の中でも泣ける感動的な回で、ナイスチョイスと嬉しくなりました。




読者の皆さんにはぜひ5年前の私めのこの回の記事を読んでいただければ…と思いますが、今回改めて見て、やはり良いドラマだな~と、




冬ドラマの医療ドラマで感じた不満を一蹴してくれました。



14歳の中学生が妊娠し、父親である元カレも中学生、育てられるわけもなく中絶も手遅れ、産んで早々に子どもを授からなかった夫婦に養子として渡される…という話。



無責任に子どもを作ってしまった中学生二人が、産まれた赤ちゃんを見て母性や父性が芽生えるもすぐ別れてしまうのが、山口まゆ、望月歩の好演で泣ける名シーンでした。




このドラマはあくまで淡々と主人公はじめ医療スタッフは最善の方法へ向かい、自らの役割を果たすという、お涙ちょうだいに流れないのが素晴らしいんです。




あと、やはり泣けたのが、主人公のサクラ(綾野剛)が産後すぐに母親が亡くなったため、預けられた施設に自分を担当してくれた先生(浅茅陽子)を訪ねたシーン。




サクラか養子として引き取られていく時に先生はサクラがゴネないよう、わざと見送らなかったんですが、今回訪ねてきた時はちゃんと見送ることができ、その見送るシーンがたまらなく泣けるんです。




今週はseason1の最終回を放送するようです。
ぜひご覧ください。




一方、昨夜スタートするはずだった中島健人、平野紫燿主演「未満警察」の代わりには、ジャニーズの先輩による亀梨和也主演「野ブタ。をプロデュース」の第1話が放送されました。




こちらは今から15年も前、2005年の放送です。
私めがまだこのブログを始める前ですね。





ドラマはヒットし、亀梨和也と山下智久は役名の修二と彰というユニットで歌った「青春アミーゴ」もヒットしました。




このドラマが名作たるゆえんはひとえに脚本が木皿泉で、夫婦共同執筆の二人が書いた脚本は、その2年前に書いた「すいか」と並び、独特の世界観で、人間の深いところも軽やかに描いた傑作です。




単なるアイドルドラマと侮るなかれ、実に丹念に現代の高校生たちへの脚本家からのメッセージが込められているのです。



ここでは、詳しくは書きませんが、今週土曜も第2話をやるので、ぜひご覧になって感じ取っていただければと思います。




だいぶ前なので、戸田恵梨香や大東駿介が出ていたので忘れてましたし、亀梨和也の弟役はまだ小学生だった中島裕翔だったんですね。知りませんでした。




今週はフジテレビ火曜21時は「素敵な選TAXI」も見られるようですし、懐かしみながら楽しみたいと思います。