いじめをなし崩しにする前向きさ…「野ブタ。をプロデュース特別編」第2話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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やはり、良いドラマですね。
「未満警察」のスタートを待ち焦がれている中島健人や平野紫耀のファンには申し訳ないんですが、



このまま1話でも多く、見ていたいなと思えてなりません。




日本テレビ  土曜22時
「野ブタ。をプロデュース特別編」第2話

主演…亀梨和也
脚本…木皿泉
演出…岩本仁志



小さい頃からいじめられ続けてきた信子(堀北真希)を何とかイケてる女子にして、いじめてたり、バカにしてたり、気にもしてなかったりするヤツらを見返してやりたい…と、





修二(亀梨和也)はプロデュースしてあげることにし、彰(山下智久)も面白そうだと手を貸すことになる…




そして、この第2話はまず髪型を変えることから始める。




髪型を変えることを嫌がる信子に、大事に抱えてる人形の髪をまず変えて、それと同じにしてあげる。




修二や彰は決して強制的に変えようとせず、信子の望むようにしてあげようとする優しさとしなやかさがあり、それがこのドラマを包む空気感にもなっています。




これは木皿泉の脚本にはどの作品にもあるもので、私めが木皿泉ファンなのはそこにあります。




信子が昔いじめられ、体操着にいたずら書きされのを、アフリカの子が日本から送られたのを着て喜んでいる写真を見て、





信子はブスと背中に書かれた制服を着て、あえて登校し、修二や彰は自分たちの制服にも「キザ」や「バカ」と書いて、それをオシャレとして校内に流行らせてしまいます。




このいじめに屈せず、前向きにはねのけていく勇気としなやかさ、これがあまたの青春ドラマや学園ものと一線を画する素晴らしさです。




仲間の前では調子を合わせていながら、実は骨っぽいところのある修二は、亀梨和也らしさの原点とも言えます。




一方の彰を演じる山下智久は、この頃はヘラヘラした独特のセリフまわしをしていて、なんだコイツと思わせながら、実は侮れない理知的な鋭さを垣間見せる。





これも脚本や演出が山下智久の本質をよくとらえていて感心します。




堀北真希はもう女優復帰は無いんでしょうか。
また戻ってきて欲しいですね。
やはり良い女優さんです。