思い出の連ドラ回顧シリーズ…「さよなら私」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今週は「入れ替りもの」について取り上げてますが、このドラマは途中で入れ替ってしまうというちょっと異色な「入れ替りもの」でした。




2014年  秋ドラマ
NHK  火曜22時
「さよなら私」

主演…永作博美
共演…石田ゆり子、藤木直人、佐藤仁美、尾美としのり

脚本…岡田惠和
演出…黒崎博、田中正




入れ替るのは、高校時代の友人同士。主婦となった友美(永作博美)と、独身でキャリアウーマンの薫(石田ゆり子)





同窓会で再会した二人。しかし、薫は友美の夫(藤木直人)と不倫していると分かり、





言い争いもみあった二人は石段を転げ落ち、魂が入れ替ってしまう。





最悪の事態で入れ替ってしまった二人が、立場が入れ替ってどうなるのか…
ここからこのドラマは格段に面白くなりました。





入れ替りものとは知らずに見ていたので、そうなるのかと驚きました。
岡田惠和のオリジナル脚本でしたが、生々しい現実にファンタジー要素を突っ込んでくる仕掛けは、岡田惠和らしいとも言えます。




更にこのドラマ、スゴいのは友美が癌となり、入れ替ったまま薫の魂と友美の身体が消えてしまうことになるという展開。




友美の魂の入った薫が、友美の息子を育てていくことになるという結末でした。




永作博美も石田ゆり子も好演でしたし、もう一人の友人役の佐藤仁美も良かったです。





NHKドラマであまり目立ちませんでしたが、秀作でした。