守るのに苦労する人だから面白い…「BG 身辺警護人」第3話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回はコロナ禍で撮影が再開されてから製作された回で、撮影は困難な状況で工夫しながら行われたと推察されます。




クオリティーを保ちながら、さまざまな制約を克服しながら尽力するスタッフに敬意を表したいです。





テレビ朝日  木曜21時
「BG 身辺警護人」第3話

主演…木村拓哉
脚本…井上由美子
演出…七高剛



前回に引き続き、警護するのが困難な人物とのエピソードで、脚本家のアイデアが活きた回でした。




投資詐欺をして、多くの人から恨まれてる道岡(豊原功補)が釈放され、早速に襲われ笠松(市川実日子)の病院に入院。
また誰が襲いに来るか分からないので島崎(木村拓哉)に警護を依頼してくるのです。




恨まれても仕方ない憎々しいアクの強い男を豊原功補が好演、島崎や高梨(斎藤工)を手こずらせます。




理学療法士の湯川は演じているのが木村了という時点で怪しいと思ったら案の定でした(笑)




怪しげな長谷川朝晴演じる秘書が意外にいい人でした。キャスティングのトラップですね。





関与した政治家が手を回したせいか、証拠を隠したからか不起訴になり、罪を償えない道岡は、自暴自棄気味にわざと襲われようとしていたのです。




ただの悪党ではない複雑さをにじませた豊原の演技は、ラストに警察に自首しに行く車中で、自分の野心を護ってくれてありがとうと島崎に礼を言うシーンで光っていました。




警護対象者の善悪を問わず、真摯に護る島崎の姿勢は、命ばかりか魂まで護るというところが見ごたえがありました。




今回の評価は…