まだまだこれからなのに…三浦春馬さんを悼む | 連ドラについてじっくり語るブログ

連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

昨日、衝撃的な訃報がスマホの画面に出てきて、思わず「えっ?」と声をあげてしまいました。




まだ30歳になったばかりというのに、三浦春馬さんが自ら命を絶ってしまったというニュース





私めなりに彼を悼む意味で連ドラ作品で振り返りたいと思います。




まず語らねばならないのは「14才の母」(2006)でしょうが、残念ながらこのドラマを私めはちゃんと見ていません。




ちゃんと見た最初は「ごくせん」第3シリーズ(2008)でした。
第1、第2シリーズに比べメンバーが弱かった中で、映画主演「恋空」もあり、子役からのキャリアもある三浦春馬は、抜きん出て頼もしい存在でした。




「ごくせん3」が春クール、秋クールには単独初主演の「ブラッディ・マンディ」
カリスマハッカーをしっかりと演じました。
18歳の若さでグイグイ伸びていく可能性を感じさせる作品でした。




その勢いで2009年秋には「サムライ・ハイスクール」
ヘタレな現代の高校生と、その先祖の戦国武者を演じました。




作品自体はイマイチでしたが、戦国武者ぶりが凛々しくて、時代劇をやって欲しいと思わされた作品でした。




しかし、ここまでの勢いが失速します。
この「サムライ・ハイスクール」の撮影時に疲労感に襲われ、役者をやめたいと悩んだそうです。




2011年冬には月9で戸田恵梨香とW主演で「大切なことはすべて君が教えてくれた」
同僚教師の婚約者がいながら生徒に迫られる優柔不断な教師役。




あまり良い役ではなく、力を発揮したとは言えませんでした。




むしろ主演ではありませんが、その年の夏に佐藤浩市主演「陽はまた昇る」で演じた警察学校の生徒役は、佐藤浩市にぶつかり良い経験になったことでしょう。




2013年春には篠原涼子主演の「ラストシンデレラ」で恋人のBMXライダーを魅力的に演じました。




この時、プロデューサーに提案した企画が実現したのが翌年冬に放送された「僕のいた時間」でした。




ALSに冒された青年が、命と向き合い変わっていき、最期の時を迎えるまでを描いた傑作でした。
三浦春馬も入魂の演技、今となってはこの作品を遺せたことは三浦春馬にとって実に重要なことだったと思います。




まぎれもなく三浦春馬の連ドラ主演では最高傑作がこのドラマになってしまいました。
非常に残念でなりません。




それ以後では「わたしを離さないで」で綾瀬はるかと共演、「おんな城主直虎」で柴咲コウと共演、昨年は「TWO WEEKS」に主演し父親役を演じました。驚いたのは主題歌を歌う歌の上手さでした。



舞台にも進出し、「キンキーブーツ」などに出て好評だったのもうなずける歌唱力でした。




ドラマでも映画でも、舞台でも三浦春馬は才能を発揮しきれたわけではありません。
まだまだこれからいろいろやってほしかった。




ご冥福をお祈りします。