病院薬剤師ってそこまで?…「アンサング・シンデレラ」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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薬剤師さんと言うと、病院のそばにある調剤薬局にいる薬剤師さんをついイメージしてしまうんですが、




このドラマは病院内で働く病院薬剤師さんの知られざる働きぶりを描くというところがユニークで、異色の医療ドラマになりそうです。




フジテレビ  木曜22時
「アンサング・シンデレラ~病院薬剤師の処方箋~」第1話


主演…石原さとみ
脚本…黒岩勉
演出…田中亮



私めは同じフジテレビで放送された放射線技師が主人公の「ラジエーションハウス」の失敗をこのドラマでは繰り返して欲しくないな…と思いました。




あのドラマでは、放射線技師が、医師より能力があって医療行為に及んでしまい、放射線技師のリアルな仕事ぶりを描くというところから遊離しがちでした。




このドラマでも気になったのは、ヒロインの葵(石原さとみ)が優秀ゆえにそんなことまでやるの?ってところまで出しゃばってしまい、医師が殊更無能で悪く描かれているところでした。





病院内の調剤室でせわしなく、外来も入院も調剤している薬剤師たちの動きにはビジュアル的に惹かれましたし、





目に見えない裏側で働くプロフェッショナルぶりには興味津々にもなったのに、そこが残念に思えました。




薬剤師なりのアシストで陰ながら支えていく若年性糖尿病の二人の少女のエピソードは、エンディングにその後もさりげなく描かれ、ちょっと感動的だっただけに惜しいです。





石原さとみは「アンナチュラル」の時のように、「石原さとみ」くささを抑えめで演じています。
しかし、あまり出しゃばる描写が多いと生意気な感じにも見えて共感が薄れる恐れがあります。




医師や看護師と連携しながら、薬剤師なりの活躍をするエピソードであって欲しいです。





今回の評価は…あえて