練りに練られた野木亜紀子脚本…「MIU404」第4話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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このドラマ、尻上がりに良くなってますね。
野木亜紀子の脚本は最終回までの全体の構成も緻密に組まれた上で、1話ずつのエピソードも丁寧に描き込まれています。




なので、連ドラとして見続けたくなる仕掛けも周到に散りばめられているし、1話単体で見ても内容が濃く充実しています。





前回のラストに出た菅田将暉は今後いつ出るのか?
今回で何者か分かった桔梗(麻生久美子)と同居している麦(黒川智花)が怯える裏カジノ経営者のエトリという男と何かつながっているのか?




虚無的な面も見せる志摩(星野源)の心の闇を作った過去の出来事とは何だったのか?
興味は深まるばかり。こういう連ドラは最近なかなか無いですよね。





TBS  金曜22時
「MIU404」第4話

主演…綾野剛、星野源
脚本…野木亜紀子
演出…竹村謙太郎




うさぎの編みぐるみ、ウサギがオオカミを蹴る話、赤い看板、高速出口の分岐点…




さりげなく提示された伏線が、青池(美村里江)が死んでしまった後に、大金がどこへ消えたかを探るにつれ、意味を持ちつながっていくのには感服しました。





見終わってまた巻き戻して見たくなりましたからね。
死んでしまった人の思いが明かされていく感じは同じ野木亜紀子脚本の「アンナチュラル」を思い起こさせました。





ミムラ改め美村里江の演技がまた素晴らしかったですね。
ホントこの人はもっと評価されてしかるべき才能豊かな女優さんだと思います。




ウサギの編みぐるみを乗せた車をバスの中から見送るシーンは感動的でした。




せめて最後に…という切なる願いに胸を打たれました。




次回も楽しみでなりません。
どんな仕掛けがあるのやら…




今回の評価は…