田中哲司のモンスターぶりが怖すぎて…「ディア・ペイシェント」第2話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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全話を通じての縦筋にするつもりでしょうから、毎回出てくるのは仕方ないんですが、




田中哲司演じるモンスターペイシェントの座間が、ホラー的な怖さで、今回などは本筋のエピソードと雰囲気がそこだけ乖離していて、それが気になりましたね。




ま~それだけ田中哲司の演技がスゴいからなんですが…




小出しにせずに、ラスト2話とかでまとめてやるでも良いのでは?と思ってしまいました。




どんどん酷くなっていくプロセスを見せたいんでしょうが…





NHK  金曜22時
「ディア・ペイシェント~絆のカルテ~」第2話

主演…貫地谷しほり
脚本…荒井修子
演出…西谷真一




本筋のエピソードは、医療ドラマにありがちな患者同士のベタな内容でしたが、子役さんの好演でグッと来るものがありましたね。





幼い頃、児童虐待を受け、自暴自棄になり、ヒモのようなクズ男と付き合い、自殺未遂を繰り返しては病院に運び込まれる祥子(小島藤子)は、




治りようのない脳腫瘍の少女、美和(新津ちせ←「君の名は。」の新海誠監督の娘さんだそうです!)と院内で知りあい、交流を深めるも、




美和は楽しみにしていた院内の演奏会を前に亡くなってしまい、祥子には千晶(貫地谷しほり)を通じて手作りのメッセージが死後に渡され、祥子は自殺未遂をすることは無くなった…という話でした。





本人も死んでしまうと分かっていながら、笑顔で「今度生まれてきたら…」と話す美和ちゃんが、何ともいじらしく、切ないものがありました。



今回のサブタイトルは「命の重さ」
生きたくても生きられない美和と、生きたくなくても死にきれない祥子の対比が、いろいろと考えさせられました。




そして、このドラマは初回の記事にも書いた通り、現役医師が原作者だけに、何とか娘を救って欲しいと心づけのお金を一方的に渡してくる親にどう対処し、お金をどうするかも描かれました。



こういう医師側から見たリアルさも、このドラマの魅力で、患者との向き合い方は「感謝」「謝罪」「傾聴」と書かれたガイドの横に、医師の誰かが反発のメッセージを書いているのも、医師たちの本音が垣間見えて興味深かったです。




今回の評価は…