今回は陣馬(橋本じゅん)と九重(岡田健史)が非番の時の話でしたね。
陣馬は息子の婚約者家族との食事会へ、九重は警察庁刑事局長の父親(矢島健一)主催のゴルフにお付き合いで参加。
それぞれ親子関係を考えさせる展開になる巧みな構成でした。
TBS 金曜22時
「MIU404」第7話
主演…綾野剛、星野源
脚本…野木亜紀子
演出…加藤尚樹
割と毎回さりげなく描かれていますが、伊吹と志摩が関係性を深めている一方で、親子ほど年の違うベテラン陣馬と新人九重のペアも関係性を深めていっており、
今回もそれが随所に見られて、陣馬に近い世代の私めには、わがことのように嬉しくもなりました。
まず、食事会に行く服を九重が見立てて選んであげたらしく、家族に誉められたのをすぐに写メで報告してるのがツボでした。
九重の派手なゴルフウェアもスゴかったですけどね(笑)
…で、食事会に向かった陣馬でしたが、その途中で指名手配犯に遭遇してしまいます。
どの事件か思い出せない陣馬は九重に連絡、九重はおべっかで父親のゴルフコンペに来ている我孫子刑事部長(生瀬勝久)から聞き出すのでした。
この時、ついつい我孫子を「豆治(まめじ)」呼ばわりしちゃうところが九重らしかったですね(笑)。
指名手配犯を追うと言ったら、車から放り出された陣馬は警察手帳も財布も無いまま必死で追走。
伊吹や志摩の協力も得て逮捕できました。
伊吹たちに言われて遅ればせながら行った食事会で陣馬が息子に関して話す挨拶もグッときましたが、
九重が息子のSNSを通じて陣馬のお手柄を報告してくれていたのがナイスプレーでした。
その九重も、父親が自分を機捜に入れたのは、自分の若い時の願望だったと知り、父親へのわだかまりがひとつ解けたようです。
並行して描かれた伊吹と志摩が捜査した方は、トランクルームに住んでいるワケありの人々が描かれました。
現代的なホームレスたち(コスプレ弁護士は違いましたが)ってわけで、それは興味深く見られました。
今回のサブタイトルは「現在地」
意味深なサブタイトルでした。
今ある場所を得られるか得られないか、
飼い主を亡くした猫は、家に戻る退職金詐欺被害のオジさんに飼ってもらえることになり、
家出少女たちは弁護士のアドバイスに従うようで、救いのある終わり方でした。
今回の評価は…