みどりが病院外に出てくれたおかげで…「アンサング・シンデレラ」第8話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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このドラマ、度々記事に書いてきましたが、この病院って医師や看護師はどうなってんだ?くらいの勢いで、




病院薬剤師のヒロインが八面六臂の活躍をするのに、どうしても違和感を持ってしまうのですが、




今回はちょっとひねった設定で、そこが解消されていたのが良かったです。




フジテレビ  木曜22時
「アンサング・シンデレラ~病院薬剤師の処方箋~」第8話

主演…石原さとみ
脚本…黒岩勉
演出…高橋由妃




今回のみどりは小野塚(成田凌)と一緒に在宅医療に特化した調剤薬局に研修に行くという話でした。




…で、在宅医療に切り替えた末期がん患者の家に行くのですが、それが薬剤部のベテラン荒神(でんでん)の家で、




荒神の妻は家で最期を迎えたいと、在宅医療になっていたのです。




末期がん患者の痛みがひどくなった時、意識が無くなるほど強い「鎮静剤」に「鎮痛剤」からいつ切り替えるか…





荒神が結婚記念日には妻に見せていたマジックを見せたいと願いながら、皮肉にも銀婚のその日に鎮静剤を打つことになってしまうという痛切なエピソードでした。





医師もちゃんと立ち会っていて、薬剤師が自然とからむ流れで、しかもよく知る荒神だけにみどりも肩入れせずにはいられず、最後まで抵抗感なく見ることができた回でした。





ヒロインが出しゃばらなければならないほど、ドラマとして見やすいというのも、どうかとは思いますが、伊武雅刀の回と並んで、私めにとっては良かったです。





このドラマのおまけ的な楽しみであるエンドロールバックの荒神夫婦の映像も感動的でした。





今回の評価は…