関東地区の世帯視聴率は32.7%!
前作の最終回の42.2%には及ばなかったものの、10話平均24.7%はご立派‼️でした。
TBS 日曜21時
「半沢直樹」最終回
主演…堺雅人
脚本…丑尾健太郎、谷口純一郎、李正美
演出…福澤克雄
最終回、ついに巨悪の箕部幹事長(柄本明)を懲らしめ、痛罵する半沢(堺雅人)の熱弁に、
日本中の多くの視聴者が心から喝采の拍手をしたことでしょう。
記憶にないと言い逃れしようとする箕部に…
「記憶にないで済むのは国会の答弁だけ。そんな馬鹿げた言い訳、一般社会では通用しない!」
よくぞ、言った❗️その通り。
記憶にないだの、文書はもう無いだの、秘書が勝手にやっただの、政治家たちの陳腐な言い逃れに国民は辟易としてきたのです。
そして、今回の「半沢直樹」の後半は特にコロナで苦しんだ今年だからこそ、やる意義があったとつくづく思えたこのセリフに。
「今この国は大きな危機に見舞われています。ありとあらゆる業界が不況に苦しんでいる。それでも人々は必死に今を耐え忍び、苦難に負けまいと歯を食いしばっている。それはいつかきっとこの国に明るい未来が来るはずだと信じているから。
政治家たるものそんな国民に寄り添い、力になるべきなのに、あなたは自分の利益だけを見つけてきた。
謝ってください!この国で懸命に生きるすべての人に心の底から詫びてください!」
長~い引用になりましたが、まさにこれが国民が半沢直樹を熱く支持した理由です。
相手が強かろうと偉かろうと、屈せずに不正には立ち向かう。己の信念を貫く姿に夢を託しているのです。
現実には悪徳政治家をこらしめることはなかなかできず、罪を逃れて厚かましく血税の高給を貰い続け議員辞職をしないやからがゾロゾロいますから、
疑惑まみれの前首相も追及されぬまま、安閑と暮らしているのです。
そんなモヤモヤした気分を痛快に晴らしてくれた半沢直樹の功績は大きいです。
箕部が土下座するなり、姑息に逃げるのがやけに可笑しかったです。柄本明の真骨頂でした。
最終回は半沢の妻(上戸彩)がグッジョブのアシストをし、政権のお飾り扱いだった白井大臣(江口のりこ)が反旗をひるがえし、半沢たちに加担しました。
白井が「くたばれ!」と箕部の盆栽を叩きつぶしたのも痛快でしたね。
現実の女性議員にもこういう骨のある人が現れたら良いんですがね。
女性なのに女性蔑視するような議員までいますから嘆かわしいかぎりです。
明らかになった中野渡(北大路欣也)の深慮遠謀も感動的でしたし、大和田(香川照之)らしいラストの身の処し方も納得でした。
第3弾が先々あるなら、どんな形で大和田が出てくるか楽しみです。
池井戸潤が原作を書いてくれないとできませんけど。
堺雅人にはその前に「リーガルハイ3」をお願いしたいです。
今回の評価は…