あちこち違和感はあるけど…「35歳の少女」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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やはり、いかにも遊川和彦の脚本でしたね。
ヒロインの設定が特殊かつ奇抜であること。
いきなり、口汚くそこまで言わなくてもいいのでは?ってことを言い出すこと。




このクセの強さは好き嫌いの分かれるところですよね。
私めは常々書いているようにクセの強さは嫌いではないので、ついつい見てしまうんですが…




日本テレビ  土曜22時
「35歳の少女」第1話

主演…柴咲コウ
脚本…遊川和彦
演出…猪股隆一





10歳の時に交通事故にあい、意識不明になったヒロインの望美(柴咲コウ)が25年後に突然目ざめる。




そんなこと実際にあるのかな?なんて疑問を抱いてひっかかってしまったらこのドラマは見られません。そこはスルーします。




目ざめた望美はうまく話せません。
少女の時の声が心の声となって、目にしたものについて思ったことを語ります。




これはうまい考えだなと感心しましたが、まだ放送中の「SUITS/スーツ」ではバリバリのキャリアウーマン役を若々しく演じている鈴木保奈美が、銀髪にして25年後の母親を演じているのには、ちょっと??ってなりました。





女優さんの実年齢を書くのは野暮と承知で書きますが、
望美役の柴咲コウは39歳
母親・多恵役の鈴木保奈美は54歳
妹・愛美役の橋本愛は24歳




役の設定ではそれぞれ35歳、57歳、32歳だそうです。
鈴木保奈美の母親以上に3歳違いの妹を実年齢では15歳も下の橋本愛が演じているのもかなりの違和感でした。





更に追い討ちをかけるように、実年齢では柴咲コウの10歳下の坂口健太郎が、幼なじみで初恋の人、つまりは同じ年の結人役で出てきた時。





いや~いくらなんでも「なに、こんなおじさんが結人くん?」と心の声で言われるようには見えないけどな~と思わずにはいられませんでした。





プロデューサーや脚本家がこの2人を起用したかったのかもしれませんが、肝心の主演、柴咲コウが損をしますよね。老けて見えてしまうわけですから。
そこは考慮してあげて欲しかったなと思います。





どうせバレるのに、多恵が、今は離婚している望美の父親、信次(田中哲司)や、険悪な仲の妹、愛美と仲良く同居しているフリをしたのは謎でした。




案の定、簡単に破綻し、愛美が全部バラしたあげくに望美のせいだと罵りはじめ、





招かれた結人も、いかに今は自分がやさぐれているかを語りはじめ毒づくありさま。




あ~あ、またこんな感じかと遊川和彦脚本ならではの展開に、ちょっと引け腰になりました。





ま~その後、結人とは思い出の場所に行き、そこで自分も初恋の相手と言われ、勇気づけられましたけどね。




ま~、キャストはみな与えられた役をしっかり演じてますから、そこは悪くはないんです。




愛美も信次も結人も問題を抱えているのはうかがえましたし、それが望美と関わることで、どう変わるか興味はあります。





…というわけで、違和感はありつつもまた見続けてしまいそうです。





今回の評価は…