いや~登場人物がやたらと多くて、誰が誰とどういう関係かややこしく、頭に入りづらかったので…。
こんなことなら、番組ホームページの相関図を見て頭にたたきこんどいたら良かったと後悔しました。
TBS 日曜21時
「危険なビーナス」第1話
主演…妻夫木聡
脚本…黒岩勉
演出…佐藤祐市
まず、主人公の伯朗(妻夫木聡)の境遇自体がややこしいんです。
画家の息子でしたが、その父親が亡くなり、母親(斉藤由貴)は資産家一族、矢神家の当主(栗原英雄)と再婚。
親族には資産目当てと散々冷遇されたようですが、伯朗の異父弟、明人(染谷将太)を産みます。
しかし、母親は浴室で溺死(他殺の可能性も感じますが…)
伯朗は母親の死後、居心地悪い矢神家を去り、姓を元の手島に戻し、獣医になったのでした。
ふ~~、長い。
…で、働いている動物病院に、明人の妻と名乗る楓(吉高由里子)が訪ねてきて、失踪した明人を一緒に探してほしいと頼まれ、
美人の頼みには断れず、もう関わりたくなかった矢神の人々の遺産争いに巻き込まれてしまう…というお話。
なんとなくウジウジと優柔不断な感じは妻夫木聡の得意とするところで、自然体で飄々と演じています。
ドロドロした話なのでこれくらいがいいのかもしれません。横溝正史作品の金田一耕助的な存在ですからね。
吉高由里子はあの独特な雰囲気で、ホントに明人の妻なのかと疑いたくなる胡散臭さがあるのが良いです。
しかし、この二人が乗り込む矢神家にやたら一族がいるんです。
危篤状態の当主は、先代当主と先妻との間の子で、その妹(戸田恵子)が兄に代わり資産を管理しているようなんですが、
この先代の当主にはやたらと子どもがいて、後妻との間にも二人(安蘭けい、池内万作)、
更になぜか養子も二人(麻生祐未、ディーン・フジオカ)いるんです。
どういうこっちゃ?
誰もが何かいちもつありそうな感じで、伯朗の病院の看護師(中村アン)も、人の良さそうな伯朗の叔母夫婦(小日向文世、坂井真紀)まで、ホントにイイ人なのかと怪しんでしまいました。
さてさて、この先どうなりますかね?
様子見します。
今回の評価はあたりさわりなく…