優子がヒロインみたい…「恋する母たち」第5話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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このドラマ、ヒロインの杏(木村佳乃)に関するエピソードより、脇キャラの優子(吉田羊)やまり(仲里依紗)のエピソードの方が面白いんです。これまでも書いてきましたが…。




特に今回は、展開といい、周りの人物の背景が分かる驚きといい、優子の方がヒロインでも良いのにと思ってしまったほどです。




TBS  金曜22時
「恋する母たち」第5話

主演…木村佳乃
脚本…大石静
演出…吉田健




そもそも、前回からのまたぎが優子と赤坂(磯村勇斗)がキスしているところを優子の夫、重夫(矢作兼)が見てしまい、さあどうなる?ってところで、




重夫は優子にメガネをするように言い、優子をその場から連れ去ります。




息子の大介(奥平大兼)を連れ与論島に行き、別居はするが、離婚はしないという重夫。




重夫はずっと以前から優子をよく知ってきた理解者だったんですね。
赤坂も今まで優子が好きになった男のパターンのようです。




驚いたのは大介は優子と不倫相手との間の子で、重夫とは血が繋がっていないという事実。




それでも重夫は優子を許し、大介を育ててきたって、どんだけ理解ある夫なんだよ…と感心してしまいました。



重夫を演じるおぎやはぎの矢作兼は、極力演じることなく自然体に見せる演技で、芸人が演じている違和感はあまりありません。




理解者なのに、愛されはしない虚しさ、寂しさを感じさせる演技でした。




更に驚いたのは息子の大介で、与論島に行ってしまう前に杏の息子、研(藤原大祐)に会っといたら…とまりの息子、繁秋(宮世琉弥)に言われて会うんですが…




研に与論島に遊びに来て…と強く願うあたりからこれは?と思ったら案の定で、




実は男が好きで研が好きなんだと、優子に告白したんです。
仲が良いとは思ってましたが、まさかの展開に驚いてしまいました。




演じる奥平大兼は長澤まさみ主演映画「MOTHER」で息子を演じたしか演技経験のないまだ17歳の新人ながら、山田孝之や山崎賢人、横浜流星、岡田将生、窪田正孝らがいるスターダスト・プロモーションの期待の新人だそうです。




ナイーブな演技ができる逸材ではありますね。今回の演技でグッと存在感が高まりました。





ちなみに、同じスターダストの北村匠海や柳楽優弥に顔つきが似ている繁秋役の宮世琉弥も、スターダスト所属。次々に次世代の逸材が出てくる事務所ですね。こちらは目力があります。





さて、仕事も千葉支社の営業に移ることになった優子は、赤坂と離れ、関係を断てるのか、気になります。




一方のまりは丸太郎(阿部サダヲ)とは一線は越えなかったようです。
その丸太郎はバーで同席し斉木(小泉孝太郎)になぜ自分がバツ3かを語ってました。




最初の妻が嫉妬深くて、再婚してもいろいろ嫌がらせをしてきて別れることになってしまうようで、その内、登場するかも?と思ってしまいました。




斉木ばかりか、バーのカウンターに赤坂までいるのが面白かったです。




…で、肝心の杏は、斉木の元妻(瀧内公美)が働く店に乗り込んで行ったり、斉木にめんどくせ~と言われたり、離婚した夫慎吾(渋川清彦)が訪ねてきたりしましたが、




どうも見ていて盛り上がりません。
杏と斉木のペアに魅力が無いんですね、どうしても。




今回の評価は…