脚本の福田靖が実体験をもとに描いているふしもあり、連ドラ制作の舞台裏を楽しめる作品になりそうです。
テレビ朝日 土曜23時30分(初回は23時~)
「書けないッ!?~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~」第1話
主演…生田斗真
脚本…福田靖
演出…豊島圭介
本来は23時30分からの30分ドラマなんですが、初回は23時からで2話分まとめて放送したような感じでした。
「俺の話は長い」では、家事などしないぐうたらなニートを演じていた生田斗真が、一転こちらでは売れっ子小説家の妻・奈美(吉瀬美智子)の代わりに家事をこなす主夫同然の売れない脚本家役。
その吉丸のもとに、脚本家が降板したために急きょピンチヒッターで連ドラを書く仕事が舞い込みます。
主演はスター俳優の八神(岡田将生)と決まっているのにどんなドラマか企画も決まってないままだったらしく、
呼び出された吉丸はプロデューサーの東海林(北村有起哉)から男くさい刑事ドラマをとムチャぶりされます。
この北村有起哉のプロデューサーと、小池徹平のディレクター、長井短のAPがそれぞれいかにもな感じで、特に北村のいい加減なプロデューサーの軽薄さが絶妙です。
八神がそんな男くさい刑事ドラマより、若い女子高生に囲まれた学園ドラマがいいと言い出すとコロッと言いなりになります。
岡田将生のスターだからわがまま言いたい放題の八神って役も、いかにもな感じでいいですね。
岡田将生はヘタレな役も良いですが、こういう傲慢な役も良いんですよね。クセの強い役の方がイキイキする不思議なイケメン俳優です。
生田斗真の振り回されっぷりもハマっています。
この先もどんな目にあうのか楽しみです。
生田斗真の妻が吉瀬美智子ってどうなのかと思いましたが、子どもを抱えた年上のシングルマザーと結婚したという設定で、さほど違和感はありませんでした。
菊池風磨の家庭教師は、初回を見た限りでは必要な役?と思いましたが、今後何らかの役割を果たすんでしょうね。
私めはよくこのブログで脚本に文句をつけていますが、こういう裏事情もあるのかも?と、ちょっと脚本家さんに同情してしまいそうなドラマです。
今回の評価は…