絶対的な立場の違い…「天国と地獄~サイコな2人~」第2話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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入れ替ってしまったことで、日高になった望月(高橋一生)と望月になった日高(綾瀬はるか)の立場は完全に日高(外見は望月)の方が有利になりました。




何しろ望月(外見は日高)は殺人をしてないのに、殺人犯になってしまうわけですから。
しかも犯行について何でも知ってる日高が刑事になったわけで、罪をかぶせるなんて簡単にできてしまうのです。





TBS  日曜21時
「天国と地獄~サイコな2人~」第2話

主演…綾瀬はるか
脚本…森下佳子
演出…平川雄一朗




望月に対して犯人になりたくなかったら協力しろと脅し、日高は着々と警察の追及をかわしていきます。





冷酷かつ支配的に望月を操る日高を演じる綾瀬はるかが、したたかに望月になりすましていく感じが悪魔的で良かったです。





敬語を使い、ソフトに周りに接しながらも、狡猾さをちらつかせる感じにゾクゾクしました。





望月からどうしたらまた入れ替れるのか聞かれ、「知らねぇ~よ!」と声を荒らげる時の迫力。




日高の身体がナッツアレルギーのため、のたうち回る望月を、自分はこのまま望月として生きていくから死んでくれていいんだよ…と冷ややかに見据える残虐さ。




綾瀬はるか、ひいき目抜きでお見事です。




一方の高橋一生の演じる望月(外見は日高)は、初回で綾瀬はるかが見せた望月の男勝りでぶっきらぼうな感じを思い出させてくれない、やけにナヨナヨ女性的な前半は不満でしたが、




ナッツアレルギーのピンチから切り抜けたり、相棒の八巻(溝端淳平)が入れ替りに気づくシーンあたりはいくらか良くなってきました。





望月のあの野心満々な感じが良かったので、それが入れ替っていても感じられると、よりこのドラマの入れ替りの特異性が引き立つと思います。




とはいえ、男まさりの女性が入れ替って男の身体になったのを演じるってなかなか難しいことですけどね。




高橋一生ならそれも可能だと期待してます。
この先、どう展開するか全く予想がつきません。





今回の評価は…