テレビ東京 月曜22時
「アノニマス~警視庁“”指殺人”対策室~」第2話
主演…香取慎吾
脚本…小峯裕之
演出…及川拓郎
店員に土下座を強要する理不尽な男の動画が炎上して、マスコミにも取り上げられ、
その男の連れの女性が誰かの勝手な憶測で、顔や実名つきでネットにさらされてしまいます。
今回は、そんな理不尽な被害にあった女性、亜里沙(深川麻衣)が、被害者なのに、デマにおどらされる人々によって、更に追い込まれる…という現代にありがちな恐ろしい話でした。
ただ、このドラマがしぶといというか、ひと味違うドラマだなと評価したいのは、亜里沙がただの被害者ではなく、
ネットにさらされたポルノ動画は亜里沙本人のもので、そんな動画を撮らせてしまった過去があったり、
亜里沙をかばう恋人も、過去に騙されて詐欺に加担し、人を死なせたためにバッシングにあったらしく、その母はまた蒸し返されたくなくて、別れさせようと画策したり、
そんなことが被害者側にもあるというところが。話を深めた気がします。
一時は亜里沙を突き放しそうになった会社の人たちや恋人も、結局は亜里沙に味方してくれたのは救いでしたね。
あと、今回一番ゾッとしたのはいい加減なネットニュース記事を書き、それを注意しても、金を稼ぐために安いギャラで書いてるんだ、それの何が悪い?と開き直るライター小宮の言葉でした。
ネット社会に巣食うこういう人々の存在、それを鵜呑みにして誹謗中傷する匿名の人々。
日本ってイヤな国になってしまったなと、溜息をついてしまう私めでした。
今回の評価は…