何度も記憶を失っては、また周りが雪乃についてのことを教え込むというのを繰り返してきたのですが…
テレビ朝日 木曜21時
「にじいろカルテ」第7話
主演…高畑充希
脚本…岡田惠和
演出…深川栄洋
真空(高畑充希)が雪乃の認知症がまた発症しそうか、マメにテストしてくれるようになったのですが、調子が良かったのに、また予兆が出始めます。
症状が出始めると10日くらいですべての記憶を失ってしまうのですが、佐和子(水野久美)のところに往診に行った時に、佐和子の婚礼の写真を見せてもらいます。
この村には虹ノ風穴という場所で婚礼を挙げるという風習があったのですが、今は普通の式場であげるようになってしまったそうです。
結婚式の記憶が無い雪乃のために、真空は昔ながらのやり方で婚礼をあげたらと提案します。
雪乃も夫の晴信(眞島秀和)も喜んで承諾。
久しぶりの婚礼に村の年寄りたちは張り切り出します。
認知症はシリアスな話ですが、コミカルで温かい流れがこのドラマらしくて良かったですね。
それにしても村の風習が奇妙で…
新郎は檻に入れられて運ばれ、森の中の御堂に閉じ込められます。
そんな新郎のもとへ、新婦は食べ物などを運んで行くんですが、その時、未婚の女性が馬の役になりリヤカーに乗せて引いていくのです。
真空がそれをやらされ、わらで作ったたてがみを付けさせられるのが笑えました。
あと、おかしかったのは風穴の中に白倉(モト冬樹)が守ってきた石の御神体があったのですが、
婚礼の日まで交替でそこを守る人たちが、みんなその御神体の石を池に落としてしまい、別の石とすり替えるシーン。
最後は白倉まで落としてしまうオチでした。
しかし、悲しいかな婚礼の日の朝に雪乃の記憶は失われてしまいました。
前夜に真空が撮った雪乃が思いを語る映像を、記憶がなくなった後に見ているシーンが泣けましたね。
安達祐実も眞島秀和も抑えた演技で、切ない夫婦の絆を演じていてグッときました。
今回の評価は…