金の工面でひと芝居うつ小吉…「小吉の女房2」第2話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回も小吉(古田新太)らしい小気味良いエピソードでしたね。



困っている隣家のためにひと肌ぬいで金の工面に向かって成功して帰ってくる小吉の有言実行ぶりが良かったです。




NHK  BS.プレミアム  金曜20時
「小吉の女房2」第2話

主演…沢口靖子
脚本…山本むつみ
演出…清水一彦



用人・丈介(マキタスポーツ)の悪巧みのために窮地に陥った隣家の岡部家のために、ひと肌ぬぐことにした小吉は、




岡部家の家来のふりをして、その知行地の信州へ金の工面に向かいます。




知行地の百姓たちはこれまでも金を取りたてられて遊興に使われ懲りていたので、小吉の前では貧乏なふりをして断ります。




小吉は百姓たちのウソを見抜いていて、そのまま村に居座り、子どもたちに剣術を教えたりして村人になじんでしまい、




頃合いを見て、自分は家来ではないと明かし、岡部家との約束を守れずに帰れないから、ここで腹を切るとひと芝居うって、ついに百姓たちから金を調達します。




小吉の人身掌握の巧みさに惚れ惚れしました。
こういう役だと古田新太はイキイキします。




そんな小吉に厳しく接してきた兄・彦四郎(升毅)が亡くなってしまいました。




彦四郎が亡くなる前に、岡部家からお礼の金を頑なに受け取ろうとしない小吉の態度に触れて、それを称えるように色紙に「月白風清」と書いていたというのも良い話でした。




月白く風清々しいように、欲のない清貧を貫く小吉を認めてくれたのでしょう。




今回の評価は…