入間判事の自然体の正義…「イチケイのカラス」第2話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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同じお奉行さまが主人公でも「遠山の金さん」はワルいヤツをまいったか~と派手にこらしめるパターンですが、「大岡越前」は理知的にかつ情もまじえて裁きます。




このドラマの主人公、入間判事は大岡越前的な裁判官ですね。
入間の型破りなユニークさも前回より魅力的に見えてきました。





フジテレビ  月曜21時
「イチケイのカラス」第2話

主演…竹野内豊
脚本…浜田秀哉
演出…田中亮



今回は娘を虐待したとされ、一審は有罪にされるも無罪を主張する人気料理研究家、瑶子(前田敦子)の差戻し案件。




一審を担当したのは最高裁の事務総長(石丸謙二郎)の息子香田(馬場徹)で、尊大な香田は自分の判決に間違いはないと圧力をかけてきます。




しかし、ひっかかるものがある入間はおかまいなしにまたも職権発動。



じっくり調べ直して、虐待を証明した医師(金井勇太)の見立て違いだったこと、




更に、医師と香田は旧知の先輩後輩で、間違いを黙っているよう圧力をかけていたことも明らかにします。




一審の裁判官を証人として法廷に立たせるとか前代未聞で、真実を明らかにして納得するためには、権力も恐れない入間のしなやかにして強靭な正義感は魅力的でした。





前田敦子の夫役が渋谷謙人だったので、てっきり夫が怪しいと勘違いしました(笑) 




入間に翻弄されながらも、協力する駒沢部長価小日向文世)や坂間(黒木華)、検事たち(山崎育三郎)、書記官たち(中村梅雀、新田真剣佑、桜井ユキ)が一丸となって頑張るチームワークぶりも気持ちよく見られました。




とかく昨今は、肝心のその回のエピソードも邪魔するほど縦筋に尺を割く連ドラが多い中、このドラマはほどよい短さでチラッとしかやらないので助かります。



証人が証言中に取り乱したので、法廷にいる全員で深呼吸しましょうと言って、傍聴人も含めて深呼吸をし落ち着かせるとか、ユニークな入間らしさが今後も見られたら楽しめそうです。





今回の評価は…