コロナ禍への配慮に欠ける医療ドラマ…「泣くな研修医」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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私めは連ドラのジャンルではダントツで医療ドラマが好きなんですが、これは初回を見て即リタイアを決めました。




だったら記事も書かなくていいかとは思いましたが、ちょっと怒りを覚えるレベルだったので、あえて書くことにしました。




テレビ朝日  土曜23時
「泣くな研修医」第1話

主演…白濱亜嵐
脚本…樋口卓治
演出…豊島圭介




このドラマのスタッフはコロナ禍の今、こういう医療ドラマを作ることをどう考えているんでしょう。




原作は現役外科医の中山祐次郎が書いた小説で、自らの体験もふまえてのリアルな研修医奮闘&成長ものだそうです。




原作未読ですから、どこまでドラマの脚本が原作に忠実かは定かではありませんが、少なくとも原作者が書いているのは自分が研修医の頃の話、コロナ禍の今とはだいぶ違う頃の話に他なりません。




原作者が研修医として勤めた都立病院は今はコロナ患者を受けいれ大変な状況にある病院です。



…なのに、このドラマで描かれているのは、ポンコツ呼ばわりされてパワハラの限りをつくされる研修医たち。
暴言を吐きまくる医師たちです。





テレビドラマだからとより誇張して描かれていることは承知の上で書いていますが、




なぜ今、こんなひどい描き方をする必要があるでしょうか?
研修医に手術をさせるとプレッシャーをかけて、ギリギリでやらせないドッキリって、実際にあったのかもしれませんが、それをドラマで見せる…って、無神経すぎませんか?




医療逼迫の中、治療がままならず亡くなっているコロナ患者さんもいるというのに…。




私めには今、このドラマは見られません。