箔をつける=ファッションに共感…「珈琲いかがでしょう」第4回 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回は「ガソリン珈琲」と「ファッション珈琲」の2本立て。
どちらもコーヒーとどう結びつくのか気になるタイトルでしたが…




テレビ東京  月曜23時06分
「珈琲いかがでしょう」第4回

主演…中村倫也
脚本…荻上直子
演出…森義隆




これまではチラチラとしか描かれなかった青山(中村倫也)のヤバい過去が、かなり今回の2話の中で明かされました。




青山を追ってるらしいぺい(磯村勇斗)と青山はヤクザの構成員だったようで、青山は先代の親分に可愛がられていたようですが、何かあって足を洗ってしまったようなんですね。




そんな青山をなぜ探しているのか、なぜ青山はヤクザをやめようと思ったのか、そのへんはまだ分かりません。徐々に明らかになるんでしょうね。




前回、移動販売のキッチンカーが故障した青山は、昔のヤクザ仲間がやってるガソリンスタンドで修理してもらいます。
いかついガソリンスタンドの主が、過去の青山を知っていてやたらとビビってるのがおかしかったです。相当変わったんですね。




ガソリンスタンドの一角でコーヒーを青山が提供し始めると、無愛想なトラック運転手(野間口徹)が興味を示し飲んでくれます。




この運転手は妻(松本若菜)を最近亡くしていて、妻がいつも出がけにコーヒーをいれて持たせてくれていたので、悲しみからコーヒーを絶っていたのでした。




妻の幻を見ていた運転手は、青山から貰ったコーヒー豆でコーヒーをいれ、妻の幻から前に歩き出すように言われ、やっとふっきることができるという人情ばなしでした。




そちらは普通に良かったんですが、心により刺さったのは後半の「ファッション珈琲」でした。



青山が懇意にしていてコーヒー豆を届けてあげるモタエ(光浦靖子)は、元バリスタチャンピオン。ワークショップにはセレブっぽい生徒たちが来てコーヒーについて学んでいる。




光浦靖子のモタエは、このドラマの脚本、演出の荻上直子監督の映画「かもめ食堂」に出ているもたいまさこのような雰囲気。ナチュラルな演技で良い感じでした。
モタエって役名ももたいをもじって?と思ってしまいました。





モタエはコーヒーのおいしさを伝えたいのに、生徒たちはいれたてのコーヒーを飲まずにSNSにあげる写真撮影に夢中になったりで、箔をつけるためのファッション感覚で通ってる人ばかり。





辛抱しきれずモタエは高級豆と偽って普通の豆のコーヒーを出して、誉めちぎる生徒たちに苦言を言います。




生徒の中に垣根(夏帆)がいたので隠れていた青山も、わが意を得たりとニンマリしていました。




青山に感化され、おいしいコーヒーを純粋に飲みたい垣根は他の生徒と違って、ちゃんと分かっていましたしね。




遂にぺいに見つかった青山と、青山と再会できた垣根、三人はどうからむのでしょうか?




今回の評価は…