今回は改めてまた、それを知らしめてくれました。
日本テレビ 土曜22時
「コントが始まる」第4話
主演…菅田将暉
脚本…金子茂樹
演出…金井紘
幼くして父を亡くした瞬太は母一人子一人で育ったのですが、なんでも「認めない」と否定する母(西田尚美)に嫌気がさし、高校卒業後は家を出て、母とは絶縁状態に。
三人が共同生活する部屋にもやってきたことはありますが、瞬太はいないふりをし、
春斗(菅田将暉)と潤平(仲野太賀)がライブに来るように母にすすめても、一度も現れませんでした。
しつこく携帯にかかってきても瞬太は出ようとせずにいたら、病院から電話があり、母は危篤で今夜が山だって急な連絡が…
今すぐに行けと二人がすすめても逆らう瞬太でしたが、つむぎ(古川琴音)が恨みごとがあるなら言ってきなと背中を押してくれて病院へ。
危篤の母と久しぶりに会って瞬太は何を言うのか?
神木隆之介の一挙一動を食い入るように見ました。
瞬太の複雑な感情の吐露を、実に繊細に余すなく表現していました。
火葬場で煙突から出る煙を見上げる何気ない演技にも、何とも言えない寂寥感を漂わせていました。
一人になってしまった瞬太ですが、親だと思っていいぞと言ってくれる焼鳥屋の大将(伊武雅刀)がいてくれるし、春斗と潤平もいる。
それが救いでした。
マネージャー(中村倫也)からも引き留められ、親からも続けていいと言われ、解散を撤回する気満々だった春斗と潤平でしたが、
真壁先生(鈴木浩介)からは予想に反して解散した方が良いと言われてしまいます。
18歳から28歳までの10年とは別次元の苦しみが待ってるからやめた方が良いと言うんです。
真壁自身、夢破れた過去があるからこその言葉なんですね。
深い言葉でした。
また、今回瞬太の背中を押してくれたつむぎの過去も明らかになりました。
自分のことより他人に尽くす、野球部の名マネージャーだったらしく、
それに似た仕事でやっと、今のスナックの接客に至ったそうです。
そんなつむぎの自己犠牲を姉の里穂子(有村架純)は心配のようです。
この先、何かありそうですね。
今回の評価は…