この例えが合っているか分かりませんが、私めが働くテレビ業界では、不思議と番組の打ち切りが決まると、番組の中身が良くなったり、視聴率が上がったりするのです。
変な気負いや足かせ、プレッシャーなどから解放され、自然体で番組が作られるからかもしれませんね。
今回の紘一(永山瑛太)と咲(北川景子)夫婦の関係もまさにそんな感じで…
TBS 金曜22時
「リコカツ」第6話
主演…北川景子
脚本…泉澤陽子
演出…小牧桜
前回は二人が再び離婚を決意するに至る見ていてツラくなるような回でしたが、
今回は逆に離婚は決めたけど、決めたからこそお互い自然体で向き合えて、今更ながらに幸せを感じたり、相性の良さを皮肉にも感じたりする、
ほのぼのしながらもなんで別れてしまうのかが分からなくなる切ない回でした。
今回は二人きりのシーンが最も多かったのではと思えるほど二人の夫婦としての最後の日々を丁寧に描いてくれました。
印象に残る良いシーンも多くて、両親が離婚成立してしまう悲しさを共有する雨宿りからの虹を見上げるシーン。
雨宿りしながら首を傾け合うほのぼのした感じや、2つの虹を自分たちにたとえ、結婚指輪をかざす仲睦まじい感じ、
とても離婚するようには思えず、微笑ましいほどで、それは離婚する理由を100言えると言いながら、5つしか無かったところにもつながり、
そんな段積みの末の、咲が選んだカーテンをかけて、これが見られて良かったと紘一が言うシーンへ。
これにはウルっと来ましたね。
紘一が離婚届を出しに出て行ったあとに、紘一から貰ったライト付きのペンから回想に…
今回は米津玄師の主題歌がほぼフルバージョン流れたんじゃないですかね。
咲が追いかけたら、紘一はもう出した後でした。
ホントは出してない気もしますがね。
離婚したとなったら元カレ(高橋光臣)や、担当作家(白洲迅)、紘一を好きな上官(田辺桜子)やらがざわつきそうです。
今回の評価は…