大体、男って生き物は本心をベラベラとしゃべる人は少なくて、それで女性から誤解されたり、反発されたり…ってことになりがちですよね。
伝えるべきことはちゃんと伝えないといけないのに…。
このドラマでは、離婚という憂き目にあってから元夫たちはそのことに気づき、反省したのでした。
そして、今回…
TBS 金曜22時
「リコカツ」第9話
主演…北川景子
脚本…泉澤陽子
演出…坪井敏雄
まずは、咲(北川景子)の両親、武史(平田満)と美土里(三石琴乃)の場合。
美土里から金を巻き上げた立川(中山麻聖)の居場所をつきとめた武史は、紘一(永山瑛太)に同行を頼んで乗り込みます。
立川から美土里は老い先短いと明かされ、ショックを受ける武史は、立川を警察に突き出したあと家族会議に…。
家族に初めて乳がんと明かす美土里は、美魔女ともてはやされるプレッシャー、老いへの恐怖、そして美しいまま死にたいから治療を拒否すると語ります。
美土里のこの言葉はかなりインパクトがありました。
「私には見た目しか取り柄がないから…。それ以外の価値が何もないこと自分が一番よくわかってる。だからこのまま、このまま綺麗な私のままでいなくなるの」
→ちょっと実際に乳がんの手術をされた方には配慮が欠けてるかなと気にはなりましたが…
この言葉を聞いて武史は「バカヤロー!」と一喝します。
娘たちや紘一には席を外してもらい、武史は今までの二人のことはすべて覚えていること、美土里が見た目だけの女じゃないと自分が一番よく知っていることを告げます。
自分は何の価値もない男だけど、美土里にはしわくちゃになっても生きていてほしい…と切々と訴えるんです。
涙ながらに頼み込む武史に折れて治療を受けることにしました。
ふらふら浮気ばかりしていたような武史ですが、やはり美土里が最愛の人であることに変わりはなかったんでしょうね。
一方、紘一の両親、正(酒向芳)と薫(宮崎美子)の場合。
正は薫の働いている旅館に乗り込んできて働かせてもらうことに。
声はでかいし、顔は怖いし、先輩仲居の言うことはきかないし…でクビを言い渡されますが…
正はいかに自分が一番大切な妻や息子と寄り添わずにきたことを後悔しているかを切々と語り、
「だからここでちゃんと生まれ変わらねばならない。やり直したい。やり直せることを大事な人に伝えたい」
薫と、薫に呼ばれた紘一は、離れた所から見ていて正の反省ぶりに打たれます。
薫はもう一度話をしてみようかな…
って心変わりしたようです。
正は働くなら別の仕事が良いように思いますがね(笑)
父や義父のそんな態度を見て刺激を受けたのか、前回は咲に苦渋のウソをついた紘一は、
咲と会うと、素直に咲を忘れようとしたができなかったことを打ち明けます。
自分は変わる!君とやり直すために変わる!
お〜〜言いましたね。自衛隊を辞める気でしょうか。
それは咲が許さないのでは?
咲にはバリへの3年研修の話も来てましたし…。
いよいよ最終回。結末が気になります。
そうそう、水無月(白洲迅)も素直な気持ちを明かしてましたね。
小説は自分と咲をモデルに書いていたようで、二人の結末を知らないとラストが書けないと言うんです。
咲を本気で好きだけど、二人には幸せになってほしい…
ちょっと切なげでしたね。
今回の評価は…