顔がソックリの不思議な大家さん夫婦(イッセー尾形)が営むレトロなアパートを舞台に、心優しき住人たちが、1人暮らしをするコタロー少年(川原瑛都)をめぐって繰り広げたファンタジーは、
このドラマらしく、ほのぼのと心癒やされるラストを迎えました。
殺伐とした人間関係から起きた事件のニュースが多い中、ありえなさそうなその関係性は、とにかく素敵に見えました。
テレビ朝日 土曜23時30分
「コタローは1人暮らし」最終回
主演…横山裕
脚本…衛藤凛
演出…松本佳奈
狩野(横山裕)の描くマンガが認められだんだん忙しくなりそうなので、狩野の部屋に転がりこんだ元カノ(高梨臨)は、
コタローの世話をするのは仕事の妨げでは?と気づかい、狩野にとって重荷になってるとコタローに言ってしまいます。
そのため、コタローは狩野を避けるようになり、保育園のお楽しみ会の事も黙っていました。
ちょっと物悲しそうなコタローでしたが、狩野や美月(山本舞香)が駆けつけてあげられました。
前回、コタローの施設仲間の佑(松島聡)の仕事場に現れた男(滝藤賢一)はやはりコタローの父親で、
以前登場した青田(間宮祥太朗)にまた調査の依頼が来たようですが、青田は居場所は教えず、コタローからの手紙を届けました。
まだ自分は弱いから強くなってから会いたい、そして父上に自分を好きになってもらいたい…
以前からコタローが言っていたことですが、心にグッと来ましたね。
美月もアパートに戻り、田丸(生瀬勝久)と4人、仲良く暮らす日々を送っていくようです。
川原瑛都くんの健気な可愛さ、横山裕のけだるそうにしながら情愛をにじませる繊細さが光っているドラマでした。
今回の評価は…