危険をかえりみず、現場で救うべき命を救うMERのメンバーですが、いくらなんでも拳銃を撃ちまくってる立てこもり犯のいる現場は危険すぎましたね。
どんだけ勇気あるんだと、敬服してしまいました。
TBS 日曜21時
「TOKYO MER~走る緊急救命室~」第3話
主演…鈴木亮平
脚本…黒岩勉
演出…平野俊一
自分のもとから逃げた妻の働いている店に乗り込んできて、無理心中を迫り、刺した上に、なぜか拳銃も持っていて、何発銃弾を持ってんだよと思うくらい、窓からも撃ちまくっている身勝手かつイカれた立てこもり犯。
演じる川島潤哉は「ゾンビか来たから人生見つめ直した件」で注目したら、それ以降、いろんなドラマで見るようになった人で、こういうクセの強い役では光る人です。
今までの事故が起きたあとの現場とは違い、現在進行形の危険きわまりない現場。
突入するか様子をうかがうSITも張り付いていて、緊迫感は半端ありません。
それでも制止を聞かずに、平気でトリアージを始めてしまう喜多見(鈴木亮平)の度胸は相変わらずスゴいです。
今回、フィーチャーされ活躍したのは看護師の夏梅(菜々緒)
娘を保育園に預けている夏梅は、保育園で娘が医療従事者の娘だからと疎んじられているという前フリがありました。
刺された犯人の妻や、母親を訪ねてきていて隠れていた娘を救うべく、夏梅は勇敢に人質となり、救い出していきます。
菜々緒が肝のすわった夏梅を毅然と演じていて菜々緒ならではでした。
母親は強し!という感じで、テレビに映る母親の姿をじっと保育園で見ている娘の姿は感動的でした。
このドラマ、スゴいのは単なる人質救出だけでなく、夏梅を救い出そうとして撃たれたSITの若い隊員中野(濵正悟)も、負傷した犯人もわけ隔てなく救うというところにあります。
警察の上層部に逆らい、赤塚知事(石田ゆり子)の指令で、SITとMERが協力しあって中野を救うシーンは感動的でした。
引きあげる時に、SIT隊員が並んで夏梅はじめMERに敬礼したところは更に感動的でした、
今回は人命軽視の厚労大臣(渡辺真起子)は出ず、久我山(鶴見辰吾)も出番少なかったので、むかつきませんでしたが、
代わりにメンツばかり気にする警察上層部の連中にむかつきました。
しかし、いくらなんでも夏梅のお迎えは早すぎましたね。
リアルを求めちゃいけないとはいえ…
今回の評価は…