コロナ禍にあって、ステイホームの時間が増え、多くの人が家族というものを改めて見つめ直したのではないでしょうか?
そんな時流を意識してか、恋愛ドラマほどではありませんが、ホームドラマも増えています。
前クールでも「コタローは1人暮らし」はアバートの住人たちの疑似家族ものでしたし、「生きるとか死ぬとか父親とか」は父親と娘の関係を深く描いていました。
そして、今クールではこの作品でシングルファーザー&マザーたちの苦悩や助け合いが描かれます。
TBS 金曜22時
「#家族募集します」第2話
主演…重岡大毅
脚本…マギー
演出…福田亮介
蒼介(仲野太賀)が古ぼけたお好み焼き屋「にじや」の二階をシェアハウスとして提供するため入居者を募集したら、
シングルマザーのめいく(岸井ゆきの)と息子の大地がやってきました。
しかし、めいくは無遠慮で自由奔放、蒼介が望むような同居人ではありませんでした。
そんなめいくはある日、大地を置いてふらりと出かけて行きます。
蒼介は、蒼介自身の母親が自分を置いて行方をくらましてしまい、親戚に預けられて育ったという過去があるため、めいくも大地を置いて逃げたのだと怒り、騒ぎます。
俊平(重岡大毅)や、礼(木村文乃)はめいくを信じようとします。
一人になりたい時があることを二人は理解していたからでしょうね。
ミュージシャンの夢だけは捨てられずに歌だけは続けてきためいくは、路上で歌を歌いたくても、息子のことが気になり、よく歌えないようでした。
探しに行った俊平はめいくに信じてたと言って連れ帰り、帰っためいくに礼はハグして「おかえりなさい」と言います。
まだ付き合いも浅いのに、いろいろ分かりあえてしまう不思議さ。
「おかえりなさい」「ただいま」という、ごく当たり前のやりとりが交わせるありがたさ、温かさを感じた回でした。
母親から置き去りにされた蒼介も、そんなやりとりができる家族的な存在を渇望していたんでしょうね。
大地のもとにめいくは帰ってきただけに、そのあとの俊平の息子の陽が、ママはいつ帰って来るの?とあどけなく聞くのが泣けましたね。
ママは死んだといまだに言えない俊平。
次回は、遂に話すようで、また泣けてしまいますね。
しかし、五輪と仲野太賀感染のためか、3週休みで第3話は8月13日だそうです。随分先ですね。
今回の評価は…