今回はゲストが濃かったですね。
ナゾの死をとげた一人暮らしの老婦人に夏樹陽子。
その息子で見守りロボットの開発などをするIT企業の社長に小池徹平、その秘書に黒川智花。
老婦人の隣家の主婦に杉田かおる。
いや~、見る前からワクワクする、いい意味でうさんくさいメンバーですね。
ところがサブタイトルは「容疑者はロボット」
この肩透かしには驚きました。
テレビ朝日 木曜21時
「緊急取調室season4」第5話
主演…天海祐希
脚本…井上由美子
演出…樹下直美
息子が離れて暮らす母親のために会話をしたり、その様子をカメラで撮り送信する見守りロボットが、老婦人を殺したのではないかってことで、
取り調べをしようとしますが、パスワードを言わないと起動してくれません。
前代未聞の容疑者に手こずるキントリのメンバーがいつもと違って面白かったです。
期待どおりに、隣家の主婦の杉田かおるは息子が合鍵を預かっていることを良いことに、忍び込んでは物をくすねているのがバレたり、
秘書の黒川智花は社長との結婚を母親に許されず、思い余って母親に直談判に来て突き飛ばしてしまう狂気を見せたり、
化けの皮がはがれていきました。
そして、極めつけは孝行息子と思えた社長で、男を作って家から離れた母親の交際相手をかつて死に至らしめたことや、
それを知っていながら黙っていた母親が、それをネタに自分を脅し続けると誤解し、秘書が殺すよう仕向けたことが取り調べで明らかになっていきました。
小池徹平は一見好青年役がハマりのように見えて、若い頃から屈折があったり歪んだ感情を持つ役に優れたところを見せるクセモノで、それを私めは評価してきました。
孝行息子から豹変する今回の役は、そんな小池徹平には腕のふるいようのある役で、久しぶりに気迫の演技を見せてくれました。満足です。
今回の評価は…