夏ドラマアカデミー賞、続いては最優秀主演賞の発表です。
まずは最優秀主演女優賞。
ノミネートしたのは以下の女優さんたちです。
門脇麦
「うきわ~友達以上、不倫未満~」
夫の不倫に感づいていながら、知らぬふりしている妻が、同じ境遇で隣人である夫の上司と、
共感し、励まし合い、親密になり、恋愛になりそうでも踏みとどまる…
そんなデリケートな関係性を、ビビッドな演技で演じきり、独特な空気が流れる恋愛ドラマを作り上げました。
二階堂ふみ
「プロミス・シンデレラ」
逆境に立たされたヒロインが、たくましく生きていくパワフルな前向きさを、二階堂ふみがエネルギッシュに演じて、彼女らしさが良く出た好演でした。
ただ惜しむらくはヒロインの魅力よりは助演の眞栄田郷敦が際立つドラマになってしまいました。彼女に否はないんですが…
永野芽郁、戸田恵梨香
「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」
今どきの新人役の永野芽郁と、バリバリのやり手女性警官役の戸田恵梨香、その対比の妙をくっきりと二人が演じて、そのコンビネーションがお見事でした。
永野芽郁は守ってあげたい健気さ、戸田恵梨香は後輩をちゃんと導こうとする度量の大きさ、それぞれの役割をしっかりと演じていました。
以上、4人の中から最優秀主演女優賞に選んだのは…
門脇麦
「うきわ~友達以上、不倫未満~」
門脇麦はちょっと変わった女優さんです。そんな彼女の特性をうまく引き出していた作品でした。
普通の人を演じるのは実は難しいんですが、そんなどこにでもいそうな人を襲ったドラマチックな展開を、説得力のある演技で見せた門脇麦はやはりただ者ではありません。
続いて、最優秀主演男優賞
ノミネートしたのは以下の男優たちです。
仲村トオル
「八月は夜のバッティングセンターで。
」
バッティングセンターにやって来るさまざまな悩みを抱えた女性たちを、野球に置き換えてその悩みを解消する元プロ野球選手。
わずかな接点で見通してしまう眼力を感じさせる懐の深い演技、仲村トオルも年齢を重ねた深みが出てきましたね。
重岡大毅
「#家族募集します」
正直、連ドラ主演はまだ荷が重いのではと懸念しましたが杞憂でした。
初回から涙腺崩壊演技を見せて、スゴいなと感心しましたが、とにかく重岡大毅は笑顔がいいし、時に笑顔は悲しいってこともちゃんと表現してましたね。
鈴木亮平
「TOKYO MER~走る緊急救命室~」
一刻を争う事故や、災害現場で、よどみなく早口で指示を出す…そんなプロフェッショナルさを当たり前のように演じてみせる鈴木亮平に頭が下がりました。
撮影に入るまでに並々ならぬ努力を重ねてきたその成果を遺憾なく発揮しました。
伊藤淳史
「白い濁流」
純粋な研究者が、自分が生み出したペプチドを世間に広めたいがために、悪事に手を染めてしまう…その浮き沈みを好演しました、
以上4人から最優秀主演男優賞に選ばれたのは…
鈴木亮平
「TOKYO MER~走る緊急救命室~」
ダントツでしたね。文句なしの受賞です。
押し付けがましくないリーダーシップでチームのメンバーに影響を及ぼしていく感じが好印象でした。
チームメンバーを○○さん、▲▲さんとさんづけで呼んで、指示を出すのもちょっと新鮮でしたね。
明日は夏ドラマの満足度ランキングと、最優秀作品賞を発表します。
お楽しみに。