もったいぶって申し訳ありません。
夏ドラマ満足度ランキングTOP5は、いずれもお気に入りだった作品です。
5位
門脇麦主演
「うきわ~友達以上、不倫未満~」
3.75
3.4.4.4.4.4.3.4
社宅の隣人同士の男女を、朝のゴミ出しやベランダの壁越しの会話といったシーンを繰り返し見せることで、関係性の変化を描く手法が独特で面白かったです。
普通にいそうでいて、どこか浮世離れした感じもある門脇麦と森山直太朗が絶妙なキャスティングでした。
4位
伊藤淳史主演
「白い濁流」
3.88
4.4.4.4.4.4.4.3
純粋な研究者が画期的な発見をしたがために製薬会社の企業間競争に巻き込まれ、研究者の良心を失い犯罪者にまでなってしまうというテーマがユニークで面白かったです。
原作者が実際に研究者だった人だけに、教授と研究員の関係や、スポンサーの薬品会社との癒着など生々しくリアルに描かれ興味深いものがありました。
3位
仲村トオル、関水渚主演
「八月は夜のバッティングセンターで。」
まさに深夜ドラマの掘り出し物でした。
バッティングセンターにやってくる女性たちの悩みを、元プロ野球選手が仮想スタジアムで野球にたとえて解決するというアイデアが卓越していましたね。
毎回、テーマにあわせたレジェンド選手が登場するのも楽しみの1つで、それが滑稽でなかったのも良かったです。
2位
永野芽郁、戸田恵梨香主演
「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」
4.00
4.4.4.4.4.4.4.4.4
永野芽郁のコロナ感染で2回休止になったのは悔やまれますが、交番勤務の女性警官の視点から男社会の警察を描いたユニークなお仕事ドラマになりました。
シリアスとコミカルのバランスが絶妙で、それを可能にしたキャストたちの好演が光りました。
脇の一人ひとりまで愛着がわいてくる群像劇のお手本のような作品でした。
ぜひ続編を見たいです。
そして、第1位、夏ドラマアカデミー賞最優秀作品賞は…もうお分かりでしょうが…
鈴木亮平主演
「TOKYO MER~走る緊急救命室~」
4.09
4.4.4.4.4.4.4.4.4.4.5
夏ドラマで唯一、5ポイント評価を出した作品です。
コロナ感染が爆発的に増加し、医療崩壊になりそうになったこの夏に放送されたことが意義のある作品でした。
救うべき命がそこにあればどんなリスクにもひるまないその勇敢な姿勢は、改めて医療従事者やレスキュー隊などへの感謝の念を強めてくれました。
コロナ禍での撮影はさぞ困難だったでしょうが、それを実現可能にした制作スタッフにも賛辞を惜しみません。