今回は中学受験とお金に関するエピソードでした。
以前の回で黒木(柳楽優弥)が言っていた中学受験に必要なのは父親の経済力と母親の狂気というのを、確かにその通りだと思わせるエピソードでした。
日本テレビ 土曜22時
「二月の勝者~絶対合格の教室~」第4話
主演…柳楽優弥
脚本…成瀬活雄
演出…久保田充
ゴールデンウィークに行う特別講習。
これは月々払っている授業料とは別に払わなければならず、
塾側にしてみれば、経営的にはおいしいわけで、黒木(柳楽優弥)はなるべく全員に受けさせるよう講師たちに命じます。
佐倉(井上真央)のクラスでは3人、受けないと言っている生徒がいて、その一人が武田で、
母親(星野真里)は受けさせたくても、父親(塚本高史)はレジャーに行くのが優先で、しかも高い講習料を払うのに難色を示しています。
今回面白かったのは、自分はスマホゲームで課金しているのに、塾の講習料は出ししぶる夫に、妻がキレてアンタがやってるゲームみたいに息子を強いキャラにするために課金してよ!と息まくシーンで、
おとなしくて夫の言いなりのような妻をそこまでにさせるところに中学受験の恐ろしさを垣間見ました。
妻は働いている職場でデキの悪い大卒の女性店長に従わねばならず、自分が高卒ゆえの忸怩たる思いがあるようで、息子は何とかしてという強い意志がうかがえました。
そんな夫を懐柔するべく黒木が面談して言ったのも、中学受験は課金ゲームですという例えで、それにまんまと父親は納得したのでした。
あと、興味深かったのは、佐倉のRクラスの算数を代わりに授業した黒木が、
テスト問題の後半を破り捨て、前半だけ
やらせて、その方が点が上がるということで、
それだけを時間をかけてやればちゃんとできて、それが自信につながるというのは面白い指導法だなと感心しました。
今回の評価は…