黒木でも手を出せないこと…「二月の勝者」第5話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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これまでは黒木(柳楽優弥)が塾の生徒や親を巧みにその気にさせたり、操るさまが見事なエピソードが続きましたが、





今回はそうではなく、問題は先送りのままで、そこがリアルでもあり、塾講師は家庭の教育方針にまで踏み込む権限はないというところに、このドラマらしさもありました。





日本テレビ 土曜22時

「二月の勝者~絶対合格の教室~」第5話


主演…柳楽優弥

脚本…成瀬活雄

演出…鈴木勇馬





Ωクラスの優等生、順(羽村仁成)と、双子で兄はルトワックに通っている海斗(伊藤駿太)が夏期講習中の自習室でつかみ合いの喧嘩を始めます。





親から期待されず、桜花でもΩクラスでなくAクラスに甘んじている海斗の方が問題かと思ったら、





問題なさげな順の方が実は家庭ではツラい思いをしていて、教育熱心でスパルタな父親(金子貴俊)からボロクソ言われているのでした。





母親(遠藤久美子)も父親からDVに近いパワハラを受けまくっていて、殺伐とした家庭でした。





普段は柔和でソフトなイメージだけに金子貴俊がやけに不気味でした。

首を鳴らすとかちょっとやりすぎでしたけどね。




塾に出ず行方がわからなくなった順の居場所に気づいたのは海斗でした。





実は黒木は順に、海斗はいつか順のライバルになると伝えていました。

順は海斗に親しみを覚えていたのです。





順を塾に迎えに来た父親が、海斗をバカ呼ばわりしたら、僕の友だちをバカって言うなと珍しく順はかみつきました。





塾の生徒の間に芽生えた友情。

順も海斗もお互いを高め合いがんばっていけそうです。




順を演じた羽村仁成は、「俺の家の話」で長瀬智也の息子役を好演した少年ですが、背も伸びて、相変わらず演技力は秀でてますね。




この順の家の話はまた先にありそうです。黒木はどう対処するんでしょうか。





今回の評価は…