意気投合する福・福コンビ…「ラジエーションハウス」第9話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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「どんなに小さくて、取るに足らない存在に思えても必ず意味がある」

五十嵐(窪田正孝)のこの言葉が印象的な回でした。




フジテレビ 月曜21時

「ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診療レポート~」第9話


主演…窪田正孝

脚本…大北はるか

演出…西岡和宏





福男という幸せそうな名前をつけられながら、入る会社はことごとくいられなくなるわ、結婚しても結局は離婚、と不幸続きの田中(八嶋智人)は何とかラジエーションハウスを自分の居場所にしたくてがんばってるわけです。





そんな時、造影剤の営業に来るさえない医療メーカーの営業マン、山田(石井正則)と知り合い、福造という名で同じ福がついていながら、さえない境遇の山田と意気投合します。





今回良いなと思ったのは、医療メーカーの営業マンも取引先の教授や医師たちから情報を得て、それをいざという時に提供し医療行為に良いヒントを与えて喜びを感じているということ。





なるほど、放射線科医師、放射線技師、そして医療メーカーのMR、あまり医療ドラマでは描かれませんが、そんな三位一体があるんですね。





田中の元妻(猫背椿)が再婚した相手が搬送されてくるも、造影剤アレルギーで検査ができず、山田が必死で入手してくれた情報を使って切り抜けます。





山田が耳が聞こえにくくなった原因の耳の中の小さな骨のように、ささやかな存在ながら大事な役割を果たせる存在になろうと、田中も山田も前向きになれたラストが良かったです。





今回の評価は…





自分の居場所が欲しくて、自分の存在感を認めてほしかった田中が、ラジエーションハウスの一員として受け入れられたのは嬉しくなりました。