最終回はこのドラマの硬軟両面に決着をつけなければならないので、
グッとシリアスになったかと思うと、一転、ほのぼのした幸せムードになったりと緩急自在でめまぐるしい最終回ではありました。
テレビ朝日 金曜23時15分
「和田家の男たち」最終回
主演…相葉雅紀
脚本…大石静、田中眞一
演出…深川栄洋
まずシリアスの方ですが、秀平(佐々木蔵之介)は清宮大臣(高橋光臣)がかつて事故で4人死なせ、それを知った秀平の妻・りえ(小池栄子)も殺したことを、
清宮の秘書(福田転球)の証言インタビューを番組で流し、世に知らしめようとします。
寛(段田安則)は清宮は総理のお気に入りだし、もみ消されたり、番組をつぶされたりするおそれがあるからやめとけと苦言を呈します。
しかも妻を殺された私憤からと取られかねないとも言います。
しかし、秀平はこれは私憤からだけではなく、権力におもねらずマスコミたるもの真実を伝えるべきだとその覚悟のほどを語ります。
寛は、よくぞ言ったと褒め、一転戦って来いと背中を押してくれます。
このドラマは硬軟どちらも演じられる段田安則と佐々木蔵之介のやりとりが見ものでした。
結局、部下に阻止されてしまうんですけどね。またそれがリアルでした。
そのまま清宮にお咎め無しではモヤモヤしましたが、
退職する秀平が清宮の汚職の証言部分だけ秘書のインタビューをデスクに託したのが番組で流れ、議員は辞職しませんが大臣は辞任となりました。
幸せムードの方は寛も秀平も優(相葉雅紀)もパートナーができてめでたしめでたし。
更に、優は小説家になりベストセラーに。
寛と秀平は「和田家」というwebメディアをたちあげ、そこに記事を書き、登録者は120万超えと評判に。
新たな道をポジティブに歩みだして、良い終わり方でした。
これまでの記事にも書きましたが、今回の優役は相葉雅紀にはぴったりの役でした。
また料理を作る姿を見せてほしいです。
今回の評価は…