藤田(駿河太郎)が生きていたという衝撃で終わった前回、今回はその藤田に直に対面した羽生(綾野剛)が藤田に撃たれるという、またも衝撃的なラストで最終回へ引っ張りました。
フジテレビ 月曜22時
「アバランチ」第9話
主演…綾野剛
脚本…小寺和久
演出…三宅喜重
山守(木村佳乃)にとっては恋人、羽生にとっては盟友である藤田、その死に報いるために２人はアバランチを結成し、藤田を死なせたテロの黒幕の大山(渡部篤郎)に戦いを挑んできたのに、
事もあろうにその藤田は生きていて、大山の手先として働いていたことが分かったのでした。
やりきれない複雑な思いにさいなまれる羽生、こういう難しい心理描写になると綾野剛の底力が遺憾なく発揮されますね。
同じことは木村佳乃にも言えて、身を呈して犠牲になった折本(田中要次)の娘を弔問するシーンなどは心に迫るものがありました。
ここに来て今まで頼りなげだった西城(福士蒼汰)が記者を巻き込み、極東リサーチについて探り始め、頼もしくなってきました。
ラストの羽生と藤田の対面シーンは息詰まる緊迫感がありましたね。
藤田ほどの男なら、一発で羽生を射殺できそうですが、そうしなかったところから、ふと藤田はわざと大山に味方するふりをしてきたのではと思ってしまいました。
さて、そのカンは当たってますかね。
強敵大山をいかに倒すか楽しみです。
今回の評価は…