最後は主人公のトウコさん(原田知世)のキズツキでした。
これまでいろんな趣向で傷ついたお客さんに本音を吐き出させてきましたが、
最後はこぐま屋(浜野謙太)の弾くギターでシンプルにデュエットをしました。
原田知世の透き通るような歌声に魅了された最終回でした。
テレビ東京 金曜24時12分
「スナックキズツキ」最終回
主演…原田知世
脚本…佐藤久美子
演出…筧昌也
なぜトウコさんは漫画家をやめ、スナックキズツキを始めたのか、父親(村松利史)の法事で帰郷したトウコさんを描きながら回想をまじえて丁寧に描かれました。
トウコさんの実家は街の洋食屋さんだったんですね。
スナックキズツキの物件を選んだのも、どこか懐かしい感じが実家と似ていたからなんですね。
実家には両親が漫画家としてのトウコの活躍を喜び誇らしく思っていた痕跡がここかしこに残っていて、それは切ない感じではありますね。
…で、洋食屋の一角にはトウコの漫画の単行本が置かれていて、それを楽しみに読んでいる常連の少女がいて、
それやこれやが刺激になった上に、スナックキズツキでこぐま屋とデュエットをし、思いを歌ったら、また漫画を描く意欲がわいたようです。
このドラマ、いろんな人がそれぞれに傷ついた心を癒やされ、ちょっと前向きになる、今年にふさわしいドラマでした。
森山直太朗のエンディングテーマがしみじみ良かったですね。
今回の評価は…