秋ドラマアカデミー賞、続いては最優秀助演女優賞と最優秀助演男優賞です。
まずは最優秀助演女優賞。
ノミネートしたのは‥
吉川愛
「古見さんは、コミュ症です。」
古見さんとの友情が築けたものの、古見さんが好きな只野を自分も好きになってしまう万場木の苦しい葛藤を巧みに演じました。
奈緒
「恋です。~ヤンキー君と白杖ガール~」
妹を思う姉のやきもきと、自らの恋のウキウキを演じて、いいお姉さんぶりでした。獅子王との恋は応援したくなる一途さで成就して良かったです。
薬師丸ひろ子
「最愛」
家族のため、会社のため罪をかぶろうとする度量の広いファミリーの長を堂々と演じ、作品をグッと引き締めました。
貫地谷しほり
「顔だけ先生」
風変わりな主人公の遠藤に翻弄されながら、影響も受けていく女教師を、コミカル演技も交えながら軽妙に演じました。
以上、4人の中で最優秀助演女優賞に選んだのは‥
貫地谷しほり
「顔だけ先生」
貫地谷しほりのイメージが変わりかねないほどの崩した演技も果敢に演じて新境地を見せました。
続いて、最優秀助演男優賞‥
こちらでノミネートしたのは‥3作品から5人。
渡部篤郎
「アバランチ」
渡部篤郎演じる大山の怪物的な存在感あってこそ面白くなった作品でした。
独特の顔芸とも言える不敵な表情の豊かさはお見事でした。
杉野遥亮
岸谷五朗
「恋です。~ヤンキー君と白杖ガール~」
これまで可能性は感じさせていながら、イマイチ代表作品になるような役に恵まれなかった杉野遥亮でしたが、
この黒川はまさにハマり役で、愛すべき一途キャラをピュアに演じて傑出していました。
岸谷五朗はヒロインの父親役で飄々と、かつ温かく娘たちを見守り、拡大写真のエピソードは泣けました。
他にも、この作品は鈴木伸之も、戸塚純貴も細田佳央太も良かったのですが、二人にしぼりました。
松下洸平
井浦新
「最愛」
どちらも甲乙つけがたく、ヒロインの吉高由里子を支え、魅力的なキャラになっていました。
特に松下洸平は来年以降、さらにステップアップしていくに違いない勢いとオーラがありました。
あと、弟役の高橋文哉も憂いを帯びた表情で記憶障害に悩む青年を好演。今後がますます期待されます。
以上5人から最優秀助演男優賞に選んだのは‥
杉野遥亮
「恋です。~ヤンキー君と白杖ガール~」
当初はヤンキーらしくないミスキャストでは?と懸念しましたが大間違いでした。
「さ~せん!」が口癖で、ちょっとおバカで、何事にも一途で、一生懸命になる黒川は、杉野遥亮にうってつけの役でした。
まだまだこの人には他の役柄も演じてほしいです。