主人公のチカラ(松本潤)がお気に入りのカフェから、自分が住むマンションを見て、住人たちがどうしているかを見ているというシーンがこのドラマ度々出てきますが、
カフェに面していたらなおさらですが、住人はプライバシーを覗かれたくないんですから、カーテン閉めてあまり中が見えないようにしてますよね、普通は…。
それではこのドラマは成立しないから、そこは寛容に見てくださいってことなんでしょうけどね。
テレビ朝日 木曜21時
「となりのチカラ」第2話
主演…松本潤
脚本…遊川和彦
演出…本橋圭太
初回の虐待といい、今回のヤングケアラーといい、今どきはよくありうる問題を取り上げていますが、
どちらも同じマンションの住人が介入して解決するような簡単な問題ではないですよね。
チカラは割と無神経に踏み込んで、話をややこしくしたり、見ていてどうしてもイラっとします。
もうちょっとどうにかなりませんかね。
妻の灯(上戸彩)も結局、チカラのやりたいようにさせちゃってますからね。
否定的な娘ちゃんにがんばってもらうしかありません。
松本潤は「99.9」の成功もあり、肩の力を抜いた脱力系の演技ができるようになっているので、要求通りにチカラを演じてはいるのですが…
どうも共感を得にくい主人公になってしまっているのは残念ですね。
今回良かったのは脚本の遊川和彦が演出も兼ねていなかったことぐらいです。
今回の評価は…5