騒ぎがおさまった後に、瀬古(黒木華)が下馬(野村周平)に言った言葉が印象的でした。
「自分にしかできない仕事はない。それはそう、そうじゃないと会社は成り立たない。でも、あなたで良かった、そう言われる仕事ならきっとある」
君にしかできないと仕事を任されながら、その仕事を奪われ、仕事をやる気を失ってしまった下馬は、カンフルにあなたは必要と言われ、やる気を取り戻すのでした。
フジテレビ 木曜22時
「ゴシップ~#彼女が知りたい本当の○○~」第4話
主演…黒木華
脚本…橋本夏
演出…木村真人
私めは自分の会社の採用もやっていますが、最近の就活生の承認欲求の強さを感じ、それを満たしてあげた上で、こちらに興味を持ってもらうよう心がけています。
今回はそんな若者の承認欲求に関するエピソードでしたね。
瀬古が行方をさがすことになった迷惑系ユーチューバーは、その承認欲求がねじれた方へ行ったパターンでした。
いいねをもらいたいから、迷惑系のネタをしても行き詰まり、自作自演で心霊スポットでの失踪をするもそれもダメ。探してももらえないありさま。
ホント、迷惑系ユーチューバーってどうにかなりませんかね。
みんなで無視して、いいねをしなきゃいいんでしょうけど。
深刻だったのは下馬の方で、サッカーを
やっていたので、君にしかできない仕事と日本代表の取材を任されるんですが、
祖母を介護する母を手伝うために休んだら、その間にあっさり他の人に取られてしまいます。
それでやる気を失い、ネットニュースに飛ばされ、コタツ記事を適当にでっち上げでは女遊びをしているふりをして、介護に帰っていたのでした。
迷惑系ユーチューバーの探索に瀬古に同行し、ピンチを切り抜けスクープ記事も書けた下馬。
冒頭の言葉をもらい、やる気を取り戻せました。
野村周平は期待の逸材でしたが、イマイチ伸び悩んでいて、この下馬のようにくさらずもう一皮むけてほしいと重ねて見てしまいました。
自分が介護しなきゃと頑張ってきた母にも訪問看護とかをすすめていたのも良かったです。
今回の評価は…7