今回は3話までと脚本も演出も替わってしまい、ちょっとこれまでと別のドラマになってしまいました。
男女どうこうを言うのは好きではありませんが、3話までは脚本も演出も男性で、しゃべらなくてもちゃんとしもべえ(安田顕)が主人公でしたが、
今回は脚本も演出も女性になったせいか、ユリナ(白石聖)が主人公のドラマのようになってしまいました。
NHK 金曜22時
「しもべえ」第4話
主演…安田顕
脚本…遠山絵梨香
演出…紙谷楓
医学部をめざすユリナは担任にすすめられ特別進学講座を受けるための選抜テストを受けることに…。
図書室でも、勉強につきあってくれていた辰馬(金子大地)は、
建築現場のアルバイトをしもべえに代わってもらえて、ユリナの家に来て、選抜テストに向けての勉強につきあってくれます。
そのおかげもあって、ユリナは合格しますが、当然受かるはずの辰馬は落ちてしまいます。
テストの日に遅れてきた辰馬は、手もケガをしていたようで、どうも父親が病気で家にいて、その世話も大変なようです。
辰馬が後輩で親同士が知り合いらしい和泉(池間夏海)とキスしているのも、つきあってるらしいのも見たユリナは、つい辰馬に好きだと告白してしまいます。
そんなユリナの勉強と恋が中心の回でした。
白石聖はまっすぐなユリナを可愛らしく演じているし、金子大地は自分の苦境を明かさず感情的にならない辰馬を抑えた演技で見せていて悪くないんですが、
これまでインパクトのあるドラマだっただけにしもべえのアナコンダ退治が別に無くてもいい蛇足のようになっていました。
金子大地は「腐女子、うっかりゲイに告る。」での好演で注目した人ですが、あまり民放ドラマでは役に恵まれず伸び悩んでいます。
この辰馬のような陰キャラは上手いんですよね。高校生を演じるには年齢がいってしまってますが…
今年は大河ドラマの「鎌倉殿の13人」で頼朝の息子で2代将軍の頼家を演じるそうなので、注目されると良いなと思ってます。
このドラマ、オリンピックで次は25日までないようで、間が空いてしまうのは残念ですね。
今回の評価は…6